市民の人権を守る!ウイングベイ小樽で人権フェス


jinkenweek1.jpg 第69回人権週間(12月4日〜10日)に関連して、札幌法務局小樽支局内(小樽・余市・仁木・古平・赤井川・積丹を含む)小樽人権擁護委員協議会(島常雄会長)は、12月2日(土)・3日(日)、ウイングベイ小樽(築港11)5番街1階ハイタッチコートで、「小樽人権フェスティバル」を開催している。
 揃いの青い半纏を着た人権擁護委員17名が、人権尊重思想の普及高揚を図るために活動に協力。人権侵害に関する相談電話番号が書かれたパンフレット等を、買い物客に配布した。
 1949(昭和24)年から、毎年12月10日の人権デーを最終日とする1週間を「人権週間」と定め、世界人権宣言の趣旨や重要性を伝える活動が各地で開かれている。
jinkenweek2.jpg 会場では、活動を伝えるパネル展示や、プライバシーが守れるよう個室を設置して人権何でも困りごと相談所を開設し、人権擁護委員が対応に当たっている。近年、身近な困りごとや悩みごと・人間関係の悩みごとは、若干減少傾向にあるという。
 中学生を対象に人権をテーマにした作文、全国中学生人権作文コンテスト・小樽地区大会を実施。112点の応募があった。
 その中から、札幌地方大会優秀賞(北海道知事賞)・小樽人権擁護委員協議会長賞・向陽中学校1年の富樫美玲さん、札幌地方大会奨励賞・朝里中学校3年の杉山七海さん、小樽協議会長賞・古平中学校3年の斉藤みくるさんの3作品を掲示した。
jinkenweek3.jpg 同会・小澤倭文夫事務局長は、「自分の体験したことを基に作文にまとめ、良く書かれている」と感心していた。
 小樽市教育委員会が開く、市内小中学生が考えた平成29(2017)年度いじめ防止標語優秀作品7点も合わせて掲示した。
 折り紙やアイヌ文様の切り絵などの工作コーナー、人権イメージキャラクターの人KENあゆみちゃんとまもる君とのふれあいタイムを設け、来場した子ども達と撮影を楽しんだり人気を集めた。
jinkenweek4.jpg 島会長は、「市民の人権を守るために開かれ、今年で10年目となる。心温かく友と仲良くしてもらおうと、花の苗を寄贈したり、テーマを呼び掛ける人権教室を、地域の小中高へ出前講座の活動を続けている」と話した。
 3日(日)も10:00から16:00まで同じ内容で実施し、14:00から15:00まで、会場に掲示している全国中学生人権作文コンテスト・札幌地方大会優秀賞と奨励賞、小樽協議会長賞受賞者3名が「1日人権擁護委員」に委嘱され啓発活動に参加する予定。
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