Yukiさん個展!緻密なアート作品群


Yuki2.jpg 小樽在住の作家・Yukiさん初の個展が、12月6日(水)から10日(日)まで、市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリーで開かれている。
 2004(平成16)年製作のグラスアート卒業作品展に出展した小樽運河から、2017(平成29)年の第9回日本メタルエンボッシングアートコンペンションで錫賞(銅賞レベル)受賞の最新作まで、緻密な作品150組を一同に展示。
 Yukiさんにとっては思い出深い作品が並び、来場者にとっては、見応えのある作品展となっている。
 Yukiさんは、東京生まれで小樽に移住して23年。2004年にステンドグラスのようなクラフトのグラスアートをはじめ、ロシア・ヨーロッパで古くから職人たちによって伝承された技術を現代的にアート化したメタルエンボッシングアートや、Yuki1.jpg西洋書道のカリグラフィー、器に好きな絵や柄を施すポーラセーツ、切り絵の世界を楽しむシルエットアート、専用の道具を使いレース編みのような仕上がりのタティングレースのクラフトアートに魅せられ、指導できるまで極めた。特に力を入れているメタルエンボッシングアートは、道内で指導できる4人の内の1人。
 現在、メタルエンボッシングアートやタティングレース、カリグラフィーは道新文化センターと、稲穂町にあるアトリエで講師を務めている。
 会場には、日本メタルエンボッシングアート大賞展(後のアートコンベンティション)に毎年挑戦し、第1回・3回・6回、今年度の9回で入賞した繊細で丁寧に作られらた見事な作品が並んでいる。
Yuki3.jpg 今年度の錫賞を受賞した作品のタイトルは「Pole Pole」スワヒリ語で「ゆっくり ゆっくり」の意味が込められている。細かい葉が沢山散りばめられ、グラスアートで使うリード線を編んで、木の幹に見立てた2つのアートがコラボした作品。
 この時期に合わせてクリスマスコーナーを設け、すべてのアート技法を使って作品を展示。
 Yikiさんは、「13年間の講師活動の中での作品を展示。知らない方が沢山いらっしゃると思うので、少しでも作品を知ってもらいたい。興味のある方は、ぜひ体験していただきたい」と話し、アトリエではワンデーレッスンを随時受付けている。
 Yuki作品展 12月6日(水)〜10日(日)10:00〜17:00
 市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリー 入場無料
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