仕事納めに今年最後の定例会閉会!


 森井秀明市長に対する辞職勧告決議に反対する石田博一議員の議場における発言が、事実と相違する・前市長への誹謗や議員が公約をひとつも実現していないといった根拠なき内容が侮辱的で問題だとして、中断されていた小樽市議会(鈴木喜明議長)第4回定例会本会議が、12月28日(木)に再開された。
 石田議員の発言の撤回と謝罪を求める動議に対して、同議員は発言の削除や訂正に応じたが、謝罪を拒否したことから懲罰動議が提案され、石田議員の弁明を聞いた上で、鈴木議長が9名の懲罰特別委員会委員を指名し、直ちに同委員会に懲罰動議が付託された。
1228council.jpg その後、本会議の休憩の間に行われた同委員会での審議結果について、自民党・前田清貴委員長から「石田博一議員に対する懲罰について継続審査とする」ことが本会議で報告され、可決された。
 議会閉会に当たって行われた鈴木議長の挨拶では、「この一年間を振り返ると、市長と議会の間に問題が生じる度に、表向きは『真摯に緊張感を持って向き合う』と発言する森井市長だが、(その実態は)言葉からかけ離れた対応だった」とした上で、最近では中央バスとの信頼関係の失墜における地域交通への不安など、これまで議会で取り上げられた、森井市長が引き起こした様々な問題を列挙し、「市長の理解し難い施策に対して、市長としての資質に疑問が呈せられ、第3回定例会に続き、本定例会でも再び辞職勧告決議が賛成多数で可決された」と述べた。
 さらに、決算が小樽市議会史上初めて2年連続で不認定となったことにも言及し、「議会と市長との2元代表制の下、行政の監視機能やチェック機能を十分に果たすことが議会の使命」として、議員に尽力を願った。
 第4回定例会は、仕事納めに何とか間に合う形で年内に終了できたが、年4回の定例会は常に延長を重ね、年中議会が開催されているような1年間だった。本格的な降雪期を迎える中で、これまでも抑制などが問題となった森井市長の除排雪に対するチェックをはじめ、来年も市議会には休む暇もなさそうな気配だ。
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