除夜の鐘の音響く!市内各地の寺院



 比較的穏やかな天候に恵まれた小樽市内では、12月31日(日)大晦日から元旦にかけて、2018(平成30)年の幕開けを告げる除夜の鐘の音が響き渡った。
ryoutokuji1.jpg 除夜の鐘は、日本に古くから伝わる年末年始に行われる行事のひとつ。深夜の0:00をはさみ、寺院で108つの鐘をつく。この鐘の音を聞き、ゆく年1年の反省をし、煩悩を取り除き清浄な心身で、くる年の新年を迎える。
 浄土真宗東本願寺派の量徳寺(入船1・岡崎芳明住職)では、23:30頃から除夜の鐘をつきに来た人へ整理券を配布。本堂で暖を取りながら順番を待つ。お神酒や汁粉、ココア、甘酒のサービスが振舞われた。
 0:00丁度に、住職からつき始め、若住職・坊守(ぼうもり)・家族・寺院の役員、檀家らが続いた。
 同社では、鐘をついた番号が書かれた証明書を発行。住職から5名に特別賞が用意され、108番以降は番号なしの証明書が渡された。本堂で修正会(しゅうしょうえ)が行われた。
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 昨年は、約140名ほどが鐘をつきに訪れ、1:00頃まで続いたという。境内には、鐘をつきに次々と市民が訪れ、新年を告げる除夜の鐘の音が響いた。
 岡崎住職は、「除夜の鐘は、新年を心新たに迎えるための年中行事の終わりとなり、締めくくりでもある。その後、修正会、1年の始めのお参りを行う。沢山の皆さんに来ていただき、とてもありがたい」と話した。
 初めて鐘をついた山村大雅君(高1)とかれんさん(中1)は、「神聖な気持ちになった。学力向上と健康をお願いした」と話していた。
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