米軍艦船"マスティン" 3度目の寄港要請


 小樽市は、1月16日(火)、小樽港長(小樽海上保安部長)から、小樽港港湾管理者(小樽市長)に、2月2日(金)から7日(火)まで、アメリカ海軍ミサイル駆逐艦”マスティン”の小樽港寄港に伴う岸壁手配の要請があったと発表した。
 同艦は、長さ155.31m・喫水9.75m・幅20.24m・排水トン数9,580t・マスト高45.07m・1日最大上陸人員250人で、横須賀港に配備されている。
 入港目的は親善としているが、同艦は、昨年7月にも小樽港に入港しており、今回入港することになれば今年度2度目となり、2015(平成27)年2月の初入港から数えると3度目になる。
 市は、港町ふ頭3番岸壁への接岸と、1月19日(金)までの回答を求められているが、米艦船の入港では、入出港及び接岸時の安全性・商業港としての港湾機能への影響・核兵器搭載の有無の3項目についての判断を必要としており、バース会議の開催や寄港予定期間の商船利用の有無の調査、米国領事館への照会などのため期限までの回答は難しい状況だ。
 これまでも市は、積極的に受け入れるつもりはないが、3つの条件が揃えば受け入れざるを得ないとする姿勢を取っており、米国艦船の受入れ状況について、市HPで情報を逐次更新し市民に周知している。
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