サンモールのストリートピアノ!ふるさとづくり大賞に


 小樽サンモール一番街商店街のにぎわい作りにと、誰でも自由に弾けるストリートピアノを設置した取り組みが評価され、小樽サンモール一番街商店街振興組合が、2017(平成29)年度「ふるさとづくり大賞」の総務大臣賞(団体表彰)に選ばれた。
 2月13日(火)11:00から、同商店街振興組合・三ツ野篤久理事長と、サンモールストリートピアノプロジェクト・荒澤之博実行委員長が、市長を表敬訪問。荒澤実行委員長は、都市センターホテル(東京都千代田区)で行われた表彰式に出席。賞状と盾を持参して報告した。
streetpiano.jpg 総務省は、1983(昭和58)年度から、心を寄せる地域ふるさとを良くしようと頑張る団体・個人を表彰し、ふるさとづくりの情熱や想いを高め、豊かで活力ある地域社会の構築を図ることを目的に始めた。
 これまでに、1,033団体・個人が受賞。35回目となる2017(平成29)年度は、2月3日(土)に28団体4名を表彰した。最優秀賞は特定非営利活動法人石巻復興支援ネットワーク(宮城県石巻市)が受賞。
 同商店街振興組合は、団体表彰23団体のひとつで、小樽市としては初めての受賞となる。
 同組合では、商店街の賑わい作りにと、おたる屋台村レンガ横丁の入り口に誰でも自由に弾けるピアノを設置。観光客に同商店街地域に長く滞在してもらうおうと音楽にスポットを当て、人が集い交流する空間を実現。他の商店街にはないユニークな取り組が高く評価された。
 荒澤実行委員長は、「滞在時間を増やすためにどのようにしたら良いか、商店街ではみんなが考えている。ピアノは12:00から夜の11:00頃まで弾くことができる。夜は布団をかけてピアノを守っている。この受賞をきっかけに、市や商店街のためにがんばろうと、さらに火がついたところ」と話した。
 三ツ野理事長は、「これを契機に、音楽を通じて商店街や市に何かできればと思う。モノからコトへ、町の良さや楽しさが評価される時代になってくる。この取り組みが根付いてくれればと思う」と気を引き締めていた。
 平成29年度ふるさとづくり大賞受賞者の決定及び表彰式の開催について
 受賞者の概要
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