福は内!福は内!稲荷神社で節分祭



 立春の前日2月3日(土)は節分。明日から春になる季節の分かれ目という意味がある。全国各地で、開運招福を祈り豆まきが行われた。
 setsubun3.jpg 小樽稲荷神社(末広38・木村文彦宮司)では、恒例神事となる平成30(2018)年厄祓い・節分祭が10:00から18:00まで行われた。地域住民をはじめ、札幌からも参拝者が集まり、1年の健康や安全を祈願した。
 13:00から同神社社殿で、厄祓いと1回目の節分祭が行われ、厄年の人も含めて50人ほどが集まった。
 木村宮司と中谷英明禰宜・年男ら6名が裃(かみしも)姿で登場。太鼓の音が節分祭の開始を告げた。木村宮司が祝詞を上げ、参拝者1人1人の名前を読み上げ祈祷した。
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 木村宮司は、「節分は、1年をどう生きようか考え、神様と対話をして、このような生き方をしたいとお願いする。来年の節分の日に良い年をありがとうと神に感謝をしていただければ」と話した。
 その後、半紙を小さく裁った身代わりになる人形(ひとかた)という紙が参拝者に配られ、それで左肩・右肩・左肩との順に清め祓った。
 setsubun2.jpg 神社には、鬼はいないという前提で、「福は内!福は内!」の掛け声に合わせ、年男らが福豆と福餅を参加者に向けて撒いた。福を集めるように、豆や餅を夢中で拾い集める歓声が沸き、今年1年の無病息災を祈った。
 豆を撒く役を務めた石山町在住の荒谷哲雄さん(69)は、「自分の体のことを含め、家族の健康を祈願した。健康が第一で健康であれば何でもできる。このような伝統行事はとても良いことです」と話した。
 2回目の18:00からの節分祭では、昼間の倍の100名近くが参加して、賑やかに行われた。
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