地域の誇り12名!小樽市優良技能者表彰


 小樽市は、勤務成績が優秀で卓越した技術を有し、技能水準の向上に努める模範となる市内に勤務する12名を、平成29(2018)年度優良技能者として表彰した。
 その表彰式が、2月19日(月)11:00から消防庁舎(花園2)6階講堂で開かれた。受賞者(1名欠席)と、森井秀明市長、小樽地方技能尊重運動推進協議会・濱本進会長(審査委員長)、来賓、所属事業所代表者や推薦団体代表者が出席。受賞者1人1人の功績が紹介され、市長から賞状が手渡された。
yuryoginousya1.jpg この表彰は、中小企業の振興を目的に昭和50(1975)年度から毎年行われ、今回で43回目となる。小樽市中小企業等振興条例施行規則第24条に基づき、市内の中小企業等に同一の職種で15年以上実務経験があり、かつ満35歳以上の者で勤務成績優秀で模範となる者を、小樽洋服商組合や小樽塗装工業組合、小樽建築技能協同組合などの技能職種団体に推薦を依頼。毎年10名前後の技能者を表彰。これまでに480名を超える優良技能者を表彰している。昨年度は13名だった。
 濱本審査委員長は「2月2日(金)に審査委員6名で話し合い、表彰規定に基づき12名を決定した。これほど長きに渡り継続し、市にとっても誇れる事業のひとつ。今回の表彰者は、建築業だけではなく、美容・理容業・菓子製造業など多種多様な職種であり、それぞれ長年に渡り研鑽を積まれてきた優秀な方々。また、受賞者の皆さんの年齢が若いことから、今後、若い技術者を育てる意味でもとても喜ばしいこと。本市の有能な技能者として、さらなる技術の向上と後進の育成に活躍することを期待する」と審査経過を報告した。
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 森井市長は、「受賞された方々は、各分野においてたゆまぬ努力、日々の研鑽、若手の育成等に取り組まれたことによる、多くの方からの評価された表彰であり、深く敬意を表する。この表彰を機にますますご活躍をいただき、産業の中心となって若手の模範、モデルとなるよう取り組み、業界・町の発展に貢献していただきたい」と祝辞を述べた。
 受賞者を代表して上埜教行さん(65・空知石炭興行有限会社勤務)は、「この度の表彰は大変光栄であるとともに、伝統と社会貢献という責任の大きさに身の引き締まる思い。伝統ある職人の町・小樽において、技能の継承発展のため、この栄誉を契機に、今後更なる技能の向上と、若い技能者の育成に地域産業の発展に寄与すべく、最善を尽くす所存である」と謝辞を述べた。
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