雛尽くし!必見 狸庵の雛まつり

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加


 小樽市新光町の高台にある「狸庵」で、16回目の雛まつりが、3月3日(土)・4日(日)の10:00から16:00まで華やかに開かれた。市内外から心待ちにしていた雛人形ファンが訪れ、会場いっぱいに飾られた人形に満足し心和ませた。
 手仕事好きが集まる「お針の会」(10名)の協力を得て、3月1日(木)10:00から15:00まで、会場いっぱいに雛人形の飾り付けをした。
tanukihina.jpg 明治・大正・昭和の段飾り約15点と見事な吊るし雛50点が天井から吊るされ、所狭しと大小様々な手作りの雛人形を展示。会場中央には、円形のテーブルを2段重ねにして、その上に段飾りを並べ、込み合う会場でも人の行き来がスムーズにできるよう工夫を凝らした。
 市民寄贈の昭和30年代に飾られた愛らしい顔のおぼこ雛は、珍しい雛人形のひとつで注目の的。今では作る職人がいない貴重なもので、近隣ではここでしか観ることができない。ふっくらとした丸い顔の愛くるしい表情が特徴で、観る人に深い印象を与えている。
 会場をより華やかにしている吊るし雛は、同会員が一針一針手作りしたもの。
 静岡県伊豆稲取地方が発祥の地と言われる飾り物で、衣食住に困らないよう、子どもの幸せを願うために、江戸時代から始まったと言われる。犬は子宝・安産・健康を祈願し、縁起ものの紅梅や白梅はより一層華やかさを出し、ほうずきは子どもや女性のお守りとなり、この世を明るく照らし困難なく生きられるようにと、ひとつひとつに意味が込められている。


 新倉屋の内裏様の和生菓子・甘酒と桜餅のセット販売もあり、休憩室で味わうこともできた。
 市内の女性は、「前から一度は来てみたいと思っていた。素晴らしかった」と満足した様子だった。
 一條さんは、「前日から雪かきをして目印にのぼりを上げた。今年も皆さんの協力で開催することができた。遠くから楽しみにいらして下さり嬉しい。ぜひご覧いただきたい」と話した。
 狸庵は、代表の一條エツ子さんが夫の協力を得て、毎週火曜日に、地域高齢者や住民が気軽に立ち寄れる「ふれあいサロン」として開放している。現在は冬期間閉鎖中だが、4月の第2火曜日から再開の予定。
 関連記事