マンガで市民周知! 新幹線建設促進期成会


 北海道新幹線建設促進小樽期成会(山本秀明会長・事務局:小樽商工会議所)は、3月30日(金)、マンガを活用した北海道新幹線の周知活動を行うことを発表した。
 タイトルは『小樽にやってくる!北海道新幹線ものがたり』。同新幹線開業後を描いたストーリーで、全6話を予定している。描くのは漫画家でイラストレーターの田島ハル氏。同氏は「にしん群来祭り」公式キャラクター『群来太郎』の作者で、フリーマガジン『小樽チャンネル』に4コママンガ『小樽レジェンド』を連載。
shinkansenmanga.jpg 2030年度の新小樽駅(仮称)開業の機運醸成や、新駅周辺まちづくり計画の具体的な取り組みを、市民に周知する仕掛けのひとつとして、同会の事業推進ワーキングチームの中野豊座長をはじめ、14名の委員によって進められたものだが、中野座長は、「同新幹線開業時に利用の主力になる、現在小・中・高校生を念頭に、親しみやすいマンガの手法を使うこととした」と話す。
 同会では、これまでも横断幕や動画の作成などを通じて周知活動を行っているが、今後、市民周知マンガも、同会HPの掲載や市内各所のデジタルサイネージで放映するほか、市内小・中・高校の掲示板やJR各駅、公共施設等に掲示していく予定だ。初回は、第1話と第2話を併せて公開する。
 山本会長は、「札幌延伸後は、東京はもちろんだが、東北地方との交流が大いに期待される。新小樽駅が、道央圏の住民をはじめとする利用者に支持されるのは、駅周辺のまちづくり次第だ。多くの市民に新小樽駅開業に関心を持ってほしい」と話す。
 同会は、本来、新幹線誘致を目的に設立されたものだが、小樽回りの札幌延伸が決まったことから、今後は、札幌冬季オリンピック招致活動等も見据えながら、工期短縮の要望活動や新駅周辺のまちづくりの取り組みに力を入れていく予定だ。
 北海道新幹線建設促進小樽期成会HP