LINEの出前授業!北陵中で情報モラル教室


 コミュニケーションアプリを運営するLINE株式会社から、情報社会に対応したルールやマナーを学ぶ出前授業「情報モラル教室」が、全国各地で年間2,500回ほど開かれている。
linekyousitsu1.jpg 小樽市でも、北陵中学校(清水町5・宮澤知校長)の3年生を対象に、「楽しいコミュニケーション」を考えよう!と題して、4月24日(火)、クラスごとに4・5・6時間目を利用して、109名が出前授業を受けた。
 同校で全校生徒が携帯を持っている割合は89.4%(昨年度)と、ほぼ持っているのが現状だ。
 3年1組36名(欠席1名)が4時間目に受講。講師は、同社樋口孝一氏が務め、ワークショップ形式で進められた。
 友達の考え方や感覚の違いを実感させるために、「夜遅い時間とは何時だと思う?」や「携帯使い過ぎって何時間?」など、カードを使っていくつか質問して、子ども達がインターネットと上手に付き合い、適切なコミュニケーション方法を考える機会を創出した。
linekyousitsu2.jpg ワークショップでのルールは、人の意見をそのまま聞く、それぞれの考えを受け入れること。人によって遅いと感じる時間が違うことに気づかせ、人との違いを知ることが大切だと講師は語る。
 樋口氏は、「ネット上では相手の顔が見えず気がつきにくい。もしかしたら、相手に嫌な思いをさせているのかもしれない。楽しいコミュニケーションができるよう、自分と相手の考え方の違いを考えて素敵なコミュニケーションをしてもらいたい」と締めくくった。
 柳澤侃音学級長は、「自分のインターネットの使い方を見直し、家に帰ってから改めたい。今はラインを使っていないが、今後使う時には今回の授業を活かして楽しいコミュニケーションをしたい」と話した。
 LINE株式会社による情報モラル教育、出前授業を全国で展開
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