水戸第二中が体験学習!小樽職人の会


syokuninkai1.jpg 小樽職人の会は、5月19日(土)16:00から、小樽市公会堂(花園5)で体験学習会を開催し、茨城県水戸市立第二中学校2年生141名が参加した。
 同会は、現在14業種の職人が待機し、「ものづくり」の感動を伝えようと、全国各地から一度に100名を超える修学旅行生等を受け入れ、職人の技を体験させている。
 今回は10業種に14~5人ずつに分かれ、職人から説明を受け作業に取り掛かった。
 1階2号室で、アトリエエムローズの陶器やガラスに絵付けするチャイナペイントの技法でキーホルダー作りと、松田院判店の天然石(ロウ石)に自分の名前などを彫る体験を行なった。
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 地下2階大ホールでは、フジ本芳川商会のカラフルなモザイクキャンドル作りや小樽木型の鋳物で作る錫のキーホルダー製作、家具屋・匠伽藍の写真立て、千葉忠紋店は家紋を刷り込み扇子に貼り付ける。小樽純銀細工の東雲工房は純銀指輪作り、藤本仏壇製作所の塗り箸を利用した金箔貼り、結城屋和服洗染工場の染色体験、ステンドグラスヴィラピエスの鳥のオーナメントづくりが行われた。
 90分以内にできるよう職人が予め道具を準備。生徒達は、職人の説明を熱心に聞き、ものづくりに夢中になった。
 同校では、2年生を対象に、18日(金)から22日(火)まで船中泊を実施。18日に大洗からフェリーに乗船し19日13:30に苫小牧港入港、バスに乗り換え小樽に着いたばかりだったが、疲れた表情も見せずに体験に参加した。
syokuninkai3.jpg 小樽に宿泊して明日はニセコで川下り、大学生が講師となりよさこいソーランの指導を受ける予定。
 永田博校長は、「疲れも見せずに生徒全員一生懸命に取り組んでいた。今日体験しなければ、一生経験できない貴重な機会となった」と話した。
 染色体験をした女生徒は、「白い布を結んで2回染めた。完成した布の染色は、どれも違っていて面白いと思った。バンダナにしたりひざ掛けにして使える。良い体験ができた」と満足していた。
 終了後に、生徒全員でお礼の気持ちを込めて、合唱「生きている証」が贈られ、職人達は喜んでいた。
 小樽職人の会 体験学習について