シルバー人材センターが定時総会開催


 公益社団法人小樽市シルバー人材センター(髙木成一理事長・東雲町9)の平成30(2018)年度定時総会が、5月30日(水)、小樽市公会堂(花園5)大ホールで開催され、出席した会員115名が新年度の事業計画のほか収支予算案などを可決した。
 同センターは、「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律」に定められた団体で、公益社団法人として、会員である高齢者が自主的に行っており、軽易な大工仕事や除草、宛名書きや家事援助など、臨時的・短期的または軽易な業務を受けている。
silvercenter.jpg 受託事業の収益は、平成29(2017)年度が4,151件・約1億5,300万円で、会員は仕事の内容に応じて配分金を受け取る仕組みになっている。
 平成29年度の会員数は359人。男女比は約3対1で男性会員が多い。60代が91人・70代が268人で、約半数の131人が75歳以上となっている。
 近年、新規会員の確保が難しくなっており、会員の高齢化も進んでいることから、仕事の依頼があっても受注出来ないといったことが生じており、同センターでは会員を増やすことを最優先課題として、「広報おたる」を通じた募集をはじめ、シルバーフェスタや街頭啓発等を通じて、新規会員の入会促進に努めている。
 会員になる条件は、小樽市内在住で、おおむね 60歳以上の健康で働く意欲と能力があり、シルバー人材センターの趣旨を理解・賛同する方。
 また、同センターでは、会員の技術・技能の習得や後継者育成・仲間づくりに役立つ、各種講習会なども開催している。
 髙木理事長は、「意欲ある高齢者が、仕事をしていくエイジレスが必要な時代。会員拡大に努めながら、センターの基本理念である『自主・自立、共働・共助』のもとで、事業を推進していきたい」と話した。
 小樽市シルバー人材センターHP
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