上手だね! デイサービス合同作品展


 第4回小樽市デイサービス合同作品展示会が、6月14日(木)10:00から市立小樽美術館(色内1)1階市民・多目的ギャラリーで始まった。2年ぶりの開催とあって、楽しみにしていた利用者らが、外出レクリエーションで次々と会場を訪れ、自分の作品や他施設の作品の出来栄えに感心していた。
dayservice1.jpg 小樽市デイサービスセンター連絡協議会が主催し、2014(平成26)年11月に初開催され、年1度の開催を2016(平成28)年まで続けていた。今回は、外出しやすい季節の6月に変更。デイサービスを知ってもらい、事業所の特色を感じ、せっかく作った作品を持ち帰るだけでなく見てもらう3つの目的がある。
 市内約70ヶ所のデイサービスで同会に加盟する37事業所のうち、23事業所が参加して、手芸・編み物・絵画・書道・切り絵等、幅広いジャンルの約300点を展示している。
 各デイサービス利用者が、日々の活動の中で、丹精こめて制作した心温まる作品が会場を華やかにしている。
 同会事務局の西川さんは、「利用者の中には、匠の技を持っている人も多く、作品のレベルもアップしてきている。能力を存分に発揮してもらった。会場で、利用者同志が鑑賞し合い、今後の参考にしてもらいたい」と話した。
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 デイサービスセンターだんらんでは、色紙をちぎり、羊蹄山の貼り絵を制作し展示。午前中に25名が来場し、利用者の1人は、「紙をちぎりみんなで貼った」と話し、自分達で作った作品を見て喜んでいた。
 デイサービスセンターはるでは、Tシャツのプリントに挑戦。デイサービスあすなろは、新聞やチラシを丸めて枝に見立て木を作り、四季折々に対応した。今回は桜で、夏は新緑・秋は紅葉・冬はライトアップに変化するアイディア満載だ。100歳の誕生会やオーナメントの制作工程を写真で紹介。手作りのオーナメントやミニクリスマスツリーの無料配布もあった。
dayservice3.jpg 銭函デイサービスセンターは、膨らませた風船に紙を貼っては乾かしの作業を繰り返して完成させ大きなだるまが並び、「すごいね!上手だね!」と感心する声が聞こえた。
 同会・山本めぐみ会長(デイサービスいるか)は、「会場でのアンケートを参考にして今後も続けていきたい。作品の販売も考えたい」と話した。
 16日(土)10:00から12:00まで、サンモール一番街商店街を会場に、まちカフェ2018を同時開催する。小樽ソーシャルワーカー連絡協議会”そある”が主催し、22団体が、体験・ステージ・相談・飲食・物販の5つのブースを開く。
 第4回小樽市デイサービス合同作品展示会 6月14日(木)~16日(土)10:00~17:00
 市立小樽美術館(色内1)1階・入場無料
 まちカフェ2018 6月16日(土)10:00~12:00
 サンモール一番街商店街・参加無料
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