副市長選任を否決 市長の辻立ちを糾す!市議会


 小樽市議会(鈴木喜明議長)第2回定例会は、6月13日(水)に森井市長の答弁が原因で中断した質疑及び一般質問を、14日(木)に再開。無所属・安斎哲也議員が、市長が幟を立てて、辻立ちを行っていることについて質した。
 安斎議員は、市長が公務だと説明する辻立ちについて、「辻立ち中に警察から注意をされたと聞いているが、どういう理由で注意されたのか?」と質問した。
0614council.jpg 市長は、注意を受けたことを否定した上で、「街頭スピーカーなどを使っていると、警察に通報されることがあるので、現場確認に来ただけ」といった答弁を行ったが、同議員は、「当時の写真と動画を入手しているので、手続きを通じて警察に確認する」と述べた。
 また、「公務と言いながら、『森井ひであき』と書かれた幟と、同行している人の名前が書かれた幟を立てる必要があるのか?」といった趣旨の質問に対し、市長は、「私と同じ志を持つ人の活動を、通行中の市民に認知してもらうため幟を立てている」と、「公務」というには首を傾げざるを得ない内容の答弁をした。
 小樽市と市民との意見交換の場である「WAKI・アイアイトーク」を、森井市長は2年間で1度しか実施していない。
 一方で、自身の名前の書かれた幟を持って、仲間と伴に街角に立つことが、市民の意見を聞くことだと、あくまで強弁を貫く姿勢に、行政のトップとしての認識のずれが鮮明になる質疑となった。
 質疑終了後に行われた、前田一信氏の副市長選任議案の採決は、同意2名の少数で否決された。
 H300614質疑及び一般質問(無所属・安斎議員)
 H300614副市長選任議案採決