絵本に夢中! 保育園でブックフェスティバル


bookfes1.jpg 市立小樽図書館(花園5)は、子ども達に沢山の本に触れてもらおうと、おたるこどもブックフェスティバルを、6月1日(金)18:00から、あかつき保育園(塩谷1・吉川智子園長)で開催。0歳から6歳までの19名の園児と保護者16名に兄弟も参加し、200冊以上の絵本が敷き詰められ、宝探を探すようにお気に入りの本を見つけ出した。
 同ブックフェスティバルは、これまで市内小学校を対象に、北海道立図書館所蔵の本を学校に運び込んで貸出を実施してきた。順番待ちがあることから、読書に対する興味と親子での公共図書館の積極的な活用のきっかけになればと、同館自らが動き出し、今年2月に、第1回目を小樽オリーブ幼稚園(松ヶ枝)で行い、要望のあった同保育園で2回目を開いた。
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 同館の子ども図書チームによって、保育園児に見合った児童書200冊以上を、事前に選び、当日同園に運び込んだ。ホールの敷物の上に、手に取りやすいように本が置かれた。
 子ども達の興味が集まる仕掛け絵本20冊と人気の100かいだてシリーズなどの大型絵本4冊も、自由に見ることができた。保育士によるプロジェクターを使った絵本シアター「いただきばす」で始まり、同館司書の長谷川るみさんが大型絵本「ありとすいか」を読み聞かせた。
 いよいよ、ホールに移動して本の貸出しが始まった。1人3冊まで借りることができた。
bookfes2.jpg 園児達は、乗り物やおばけなど様々な絵本に目を輝かせ、読書の楽しさを体験。言葉が話せない0歳児も父親に抱っこされながら、絵本を眺め、親子のコミュニケーションの場となった。
 1歳の男の子は自動車の絵本を、4歳の女の子は猫やカナチョロの本を借りて、お気に入りを見つけて満足した様子。
 同館司書の海藤久仁子さんは、「保護者も一緒に参加し、宝探しのようで、子どもとコミュニケーションが取れる。今後、ブックフェスティバルが広まってくれれば」と期待を寄せた。吉川園長は、「みんな楽しそうで良かった」と喜んだ。
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