第2回定例会 会派代表質問始まる


 小樽市議会(鈴木喜明議長)第2回定例会の会派代表質問が、6月11日(月)から始まった。同日は、自民党の山田雅敏議員、立憲・市民連合の面野大輔議員が質問に立った。
 山田議員は、市長の分区条例違反や契約規則違反に係る監督責任として提案された、市長の減給条例の内容が、これまで2度否決された「減給50%1ヵ月」を再三提案することが理解できないとしたが、市長は、「職員とも協議をした結果、やはり相応と判断し、同じ内容で提案した」、「同じように否決される可能性は否めないが、私自身が相応と考える内容で提案しているので理解してほしい」と、これまでと同様の答弁に終始した。
0611council.jpg 次に、市政のオープン化を目的とし、市長が地域住民の声を聞く施策として、2016(平成28)年度に始まった「WAKI・あいあいトーク」は、昨年度は開催されず、この2年間で1度しか開催されなかったことが分かったが、市長は、制度の周知が足りなかったことや開催までに約3ヵ月間の長い期間を要することなどを開催できなかった理由と説明した。
 同市議は、来春の統一地方選挙で市議会議員に立候補する新人を推薦するため、森井市長から挨拶に伺いたいと打診があったことを、ある企業の社長から聞いたことについて触れ、「その社長は、法に触れることを心配して、その話は受けられないと断ったが、思い当たる企業の社長とこのような話を本当にしたのか?」と質問した。
 市長は、「様々な場所に、時として挨拶に伺うことはあるが、この件が誰の話なのか見当がつかない」と答え、市民の声を聞くとする施策を行わない一方で、政治活動は熱心に行っている様子が伺い知れた。
 同市議は、「市民の声を聞くため、自身の名前を染め抜いた旗を持って辻立ちし、お辞儀をする行為が欠かせない公務とする見解を述べていたが、新人を推薦することも公務なのか?」と問いただすと、「政治家を志す人を紹介することは政治活動」と答えた。
 面野議員は、現在、市が策定を進める第7次総合計画に係る基本構想の作成が、当初予定のスケジュールとズレが生じていることを指摘したが、予想以上に時間を要したため当初予定より半年程度遅れていることが分かった。市長は、「4定までに議案を提出する予定」と答えた。
 H300611代表質問(自民・山田議員)
 H300611代表質問(立憲・市民連合 面野議員)