スウェーデン芸術祭 開幕前に多彩なイベント!


 日本とスウェーデンの外交関係樹立と北海道命名150年を記念して、7月21日(土)から、小樽初の国際芸術祭「スウェーデン芸術祭IN小樽2018-旅する思考ー」が開幕する。
 開催を前に、プレゼンテーション・ワークショップなどの多彩なイベントを企画し、両国の芸術だけではなく、豊な感性を育み人々を結びつける有意義な催しと期待が集まる。
 招へいしたスウェーデン作家6名は、7月10日(火)に小樽入りし、開幕までの10日間、市立小樽美術館(色内1)2階展示室と屋外に展示する、旅をイメージしたインスタレーション作品を、小樽在住の芸術家12名と協力し、16日(月・祝)の完成を目指す。
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 色内広場に展示予定の作品「CROSSROADS 1」は、3m×3m×3mの立方体の中に、公募で集めた靴250足をロープで展示。旧手宮線沿いに展示予定の作品「CROSSROADS 2」は、長さ9m×高さ3m×幅0.5mで、コンクリートと竹で基礎作りを行う。
 21日(土)14:00〜15:30に、旧寿原邸(東雲町8)で「ARTIST TALK」を開く。女優でガラスデザイナーで小樽ふれあい観光大使の川上麻衣子さんがナビゲーターを務め、第1部は、スウェーデンアーティスト3名による「私たちのアート」を開催。スウェーデン美術協会・著名な彫刻家の生涯・パブリックアートをテーマに、スライドショーにより語る。プロの通訳付き。
 第2部では、川上さんが「スウェーデンと小樽の魅力・ガラスの魅力」について語り、作家で小樽ふれあい観光大使の道伝はるかさんが聞き手として出席。
 聴講希望者は、市立小樽美術館へ(0134-34-0035)への申込みが必要。定員40名で参加無料。
 22日(日)は、市内の中高生20名を対象に、ワークショップを開催。スウェーデン作家3名と、船にちなんだ作品を作る。
 小樽商大から通訳ボランティアも参加し、美術好きだけじゃなく、英語でのコミュニケーションで、スウェーデンの伝統的な遊びを体験し、フィーカと呼ばれるお茶の時間を楽しむ予定。
 参加希望者は、市立小樽美術館へ(0134-34-0035)への申込みが必要。定員20名で、参加無料。
 25日(水)には展示会場でギャラリートーク。同アーティストらは、30日(月)に帰国する予定。
 星田七重学芸員は、「今回訪れるのは、絵や彫刻のアーティストで、スウェーデンは、アートに対しての理解がある国。ぜひ話を聞いてもらいたい。地元が積極的に関わり、文学館カフェコーナーでは、スウェーデン児童文学・絵本展、ニトリさんとも初コラボし、似鳥美術館では、コスタ・ボタのガラス展を開催。また、市民寄贈の靴が除々に作品となっていく様子は面白いのでは」と来場を呼び掛けた。
 スウェーデン芸術祭IN小樽2018-旅する思考ー
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