鎮座150年 住吉神社例大祭の百貫神輿

 小樽市内三大まつりの最後を締めくくる、小樽総鎮守・住吉神社(住之江2・星野昭雄宮司)例大祭が、7月14日(土)宵宮祭・15日(日)本祭・16日(日)還御祭で開催され、五穀豊穣・産業繁栄・市内平安を祈った。
sumiyoshi1.jpg 周辺には200前後の露店が軒を連ね、子どもから大人までが楽しめる「小樽まつり」と親しまれている。
平成30(2018)年は、同神社が小樽に鎮座して150年の節目を迎え、記念事業の一環として、高齢者の参拝に対応した参道の階段や石畳の改修工事を実施。冬季に備え、一部ロードヒーティングが敷設される。
15日の本祭は19:00から、神輿渡御協力会の主管で、祭りを盛り上げる「百貫神輿」が宮出しされ、道内外から約200人の担ぎ手が参加した。
大勢の見物客が見守る中、星野宮司は、「当神社150周年を迎え、陛下在位30年、平成最後のまつりでもあり、めでたき百貫神輿を執り行いたい」と挨拶した。
神輿協力会北海男塾に御幣や拍子木を授与。担ぎ手による木遣歌(きやりうた)が披露され、拍子木の一本締めを合図に、神輿を一斉に持ち上げ担ぎ出した。
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神輿と担ぎ手が雪崩れるように急な階段を下り、露店の間を通り抜け、その様子を見ようと見物客が埋め尽くし、会場は混雑が続いた。
鳥居下で一旦休憩をして、再び担ぎ出し国道を一気に横断した。夕暮れとともに、担ぎ手のボルテージが上がって掛け声も強くなり、沿道の見物客を楽しませた。
神社を出発した神輿は、19:30に小樽協会病院を折り返し、20:00に国道5号線へUターン。20:30住ノ江会館→21:00神社第一鳥居へと戻り、21:30に神社宮入時には、小樽太鼓衆「鼓響」による奉納打演が行われた。
最終日の16日(月)15:30からは、田中酒蔵亀甲蔵で神輿5基が集結。16:30に神社に戻り、17:00過ぎから福もちまきを予定している。
住吉神社
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