心肺蘇生法を学ぶ!長橋中2年の救命講習会


 小樽市消防本部は、夏休みも目前の7月20日(金)、海水浴シーズンで海へ行く機会も多くなり、無理な遊泳等で事故が発生した場に対応できるように、長橋中学校(長橋4・本多亨校長)の2年生93名を対象に、2・3・4時間目を活用して、救命講習会を開いた。
nagabashiaed1.jpg 校区内のオタモイ支署から消防隊6名と救急隊3名が講師として、海への注意喚起・事故にあった時の救命対応・AEDを使用した心肺蘇生法について指導。9:40からの2時間目は、2年1組31名が参加した。
 本多校長は、「水の事故の恐ろしさを感じ、自分の身は自分で守る意識を持ってもらいたい。統合により校区内に海水浴場がある塩谷地区からの生徒も通っている。水の事故に対する未然防止に繋げたい」と話した。
 実技に入る前に、消防隊員から海水浴についての話があった。その中で、昨年の夏に銭函で起こった高校生3名の死亡事故に触れ、「海水浴場に行き、無理をして遊び、流される事故が発生。大人が来るまで、何をしたらよいか、友達がおぼれた時に、何をしたらよいか覚えてもらいたい」と話した。
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 ダミーとAED(自動体外式除細動器)がそれぞれ6個用意され、6班に分かれて、心肺蘇生法とAEDの使い方を学んだ。
 はじめに、消防隊員によるデモンストレーションが行われ、手順を丁寧に解説。小学校で体験した生徒もいたが、海で溺れた人がいることを想定し、6班一斉に心肺蘇生法を実施した。
 119番通報時では、実際に消防隊員との会話も経験し、心肺蘇生法の重要性や方法を身につける貴重な時間を過ごした。
 消防隊員は、「大人を呼んで落ち着いて行動してもらいたい」と、山﨑旭陽君は、「倒れている人がいたら、今日の講習を活かして助けてあげたい」と話した。
 小樽市消防本部HP