鳴海一芳氏が次期市長選に立起!共産と政策協定

 「明るく元気なみんなの小樽をつくる会」代表の鳴海一芳氏(63)が、7月30日(月)、同会事務所(稲穂2)で記者会見を開き、8月26日(日)実施の小樽市長選へ立起することを表明した。
 これで8月26日投開票の小樽市長選には、これまで立起表明をした市元総務部長・迫(はざま)俊哉氏(59)、前市保健所長・秋野恵美子氏(66)、前市長・森井秀明氏(45)の3氏に加え、鳴海氏の立起表明で、4氏が争う構図となった。
 鳴海氏は、1954(昭和29)年生まれで足寄町出身。日本大学法学部二部卒業。1977(昭和52)年に横浜地方裁判所に就職。2010年(平成22)から2013(平成25)年まで最高裁判所の事務官として勤務したのち58歳で退職し、両親の介護のために小樽市に転居している。
0730narimi.jpg 会見で、鳴海氏は、前回の市長選で選任された森井秀明氏の手腕に期待したが、一向に小樽市の活性化や改革についての動きが感じられず、他に「この人を」という動きも見られない中で、自ら「その先頭に立とう」という気持ちが強くなり、市長選を目指すに至った思いを語った。
 また、突然辞職を表明した森井氏については、「辞職勧告決議が採択されても市長の職責を務めるという立場だったはずの市長が、突然8か月を残して辞任し再選挙を行うのは理解できない。任期を全うするのが責任ある市長の取るべき態度だった」と話し、今回の市長選が大義のないものである認識を示した。
 鳴海氏は、自身の市政の基本方向を示すものとして、「人口減をストップ!!」「中小企業に重点をおいた振興策と誘致策」といった9項目の『小樽市政9(キュウ)策=救策』を紹介。
 若者の雇用確保を視野に入れた経済産業の活性化など、特に観光産業に力を注ぎ、任期中に1千万人の観光客に来てもらうことを数値目標として掲げた。
 また、市民生活に関しては、降雪が多い時は、予算をオーバーしてでも除排雪の強化を検討することや、子育て世代が求める公園の充実にも言及した。
 最後に、市職員の能力を100%発揮することが市長の役割という認識を示し、新しい市役所の形を、全職員と協力・強調して作り上げたいと話した。
 会見終了後、鳴海氏と、「小樽明るい革新市政をつくる会」の佐藤勤代表世話人とが、泊原発再稼働反対やカジノ誘致反対、JR函館本線(山線)の存続などの政策等に関する12項目について合意し、同会が鳴海氏を全面的に支援することを確認する協定が交わされた。
 同会は、日本共産党小樽地区委員会・小樽地区労働組合総連合(樽労連)・新日本婦人の会小樽支部・小樽民主商工会・年金組合などが加盟しており、前回市長選では森井秀明氏を勝手連的に支援した。
 会見概要
 明るく元気なみんなの小樽をつくる会HP
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