路上100人ピアノ!ストリートピアノジャンボリー2018

 小樽サンモール一番街商店街組合(三ツ野篤久理事長)が主催して、8月25日(土)14:00から、「サンモール ストリートピアノ ジャンボリー2018」が初開催された。
 当商店街のおたる屋台村レンガ横丁前にある常設ピアノで、地域住民に楽しい繋がりを築く活動が評価され、平成29(2017)年度総務省ふるさとづくり大賞団体賞を受賞したことを記念し、ピアノが人と人を繋ぎ、音楽を通じて地域と商店街を盛り上げようと企画された。
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 三ツ野理事長は、「ストリートプレイヤーを募集したところ、こんなに多く方が集まりびっくりした。今回初開催され、今後もピアノを中心に考えていきたい。続ける意味がある」と話した。
 メインプログラムの「路上100人ピアノ」は、JR小樽駅と同商店街の2ヶ所で開かれ、市内外のストリートプレイヤー109人がエントリー。当日は108人が出演し、プレイヤーそれぞれが選んだ曲を演奏した。参加者には、同商店街で使える500円の商品券がプレゼントされた。
100streetpiano2.jpg また、小樽出身のジャズピアノスト野瀬栄進氏・小樽市立菁園中学校マーチングバンド・双葉高校吹奏楽部・商大管弦楽団等、音楽を愛する個人・団体が楽器や歌声等を披露し、延べ200人を超える男女が集結。常に多くの観客が取り囲み演奏を聴いていた。
 サンモール一番街特設会場では、ピアノを囲むように観客が集まり、レンガ横丁「ひろ田」店主廣田英夫さんの「ハッピーバースディ」の演奏で開幕。小樽在住のシンガー・石谷嘉章氏が「ジョイフルジョイフル」を歌い、途切れることなく次々とプレイヤーが変わり、心温まるピアノの音色が商店街に響いた。
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 プレイヤーの1人、大坂さくらさん(小6)は「世界がひとつになるまで」を演奏し、大きな拍手が贈られた。卒業式で演奏する予定で練習していたが、他の人に変わってしまったため、この場所で披露することにした。曲にはそれぞれのドラマがある。
 JR小樽駅では、入口にピアノを設置し30組が出演した。14:40頃から、野瀬氏が、子ども達に馴染み深いアンパンマンマーチからジブリなどメドレーと、オリジナル曲も合わせ40分ほど熱い演奏を繰り広げた。通行人やJRの利用客が取り囲み、思い掛けない演奏に聞き惚れていた。
100streetpiano4.jpg 引き続き、同中学校マーチングバンドが、華やかに行進して入場し、吹奏楽を披露。チャリティーソング「花は咲く」などを演奏した。
 17:00以降は、サンモール会場にピアノを移動して、2台のピアノで演奏し、フィナーレを飾った。
 その後は、高島越後盆踊り、ダンスも披露され、タイトル通りにジャンルを超えて多くの人が集まり、楽しい時間を共有していた。
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