小樽市総合防災訓練 2年ぶりに厩町岸壁で33機関参加

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 9月1日の防災の日に合わせ、8月31日(金)13:00から、小樽市総合防災訓練を、2年ぶりに厩町岸壁(手宮1)で実施し、防災関係機関相互の協力体制の強化や防災技術の向上を図った。
 小樽市防災会議関係機関の北海道開発局小樽開発建設部、小樽海上保安部など33機関・343名・消防車両等37台・船舶8隻が参加して、12項目の大規模な総合訓練が行われた。予定していた航空機1機とヘリコプター1機の出動は、厚い雲の影響で中止となった。
bousaitraining1.jpg 北海道留萌沖を震源とする推定マグニチュード7.8の地震が発生。小樽は震度6強と発表。この地震により、13:12小樽市沿岸地域に津波警報が発令。津波到達時刻は13:33と予想。陸上では木造家屋が倒壊、会場では津波の影響で船舶から重油が流出し火災も発生と訓練想定。
 道路が損壊され亀裂発生。崖崩れによる土砂の流出などによる市内交通網が寸断。ガス管・水道管・電話線・配電線などのライフラインに重大な被害が発生した。
 市長は災害対策本部を設置して、各機関に応急災害対策を速やかに実施するよう要請。
 市水道局と小樽市管工事協同組合は、水道設備復旧と応急給水作業訓練を実施。小樽市社会福祉協議会と小樽市ボランティア会議、朝里地区連合町会は、レスキューキッチンによる炊き出し訓練を行った。豚汁200食分を作り、参加者に振舞い、避難所の災害備蓄用クラッカーも配布。
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 小樽海上保安部・小樽警察署・市消防本部の連携による海上漂流者(溺者)救助訓練では、海面と海中の漂流者を想定して、浮輪付弾頭を付けた救命索発射銃を使い、要救助者を引き上げ及び搬送した。
 津波の影響で船舶から重油が流出したため、オイルフェンス展張作業、吸着マットで回収、タグボートたていわによる海面放水、ひまわりによる攪拌処理作業も行われた。
 地震による土砂災害により交通障害及び負傷者が多数発生したとの想定で、陸上自衛隊第11特科隊をはじめ、防災協定を締結した北海道柔道整復師会小樽ブロック7名・日本赤十字社小樽地区10名・おたる災害駆けつけ隊など、11機関による土砂災害関係機関合同訓練を行なった。
 乗客を乗せたバス前を、倒木が道を塞いだため、チェーンソーで木を切り分けた。負傷者には応急手当を、重傷者を救出し救急車で搬送した。
bousaitraining3.jpg 日本公衆電話会とNTTは、災害時の安否情報がやり取りできる災害用伝言ダイヤルサービスを開始。会場にデモ機を設置して171ダイヤルを体験した。
 災害が起きると、携帯や固定電話は繋がりづらくなるため、家族などに分かるよう音声を録音することができる。
 最後は、船舶火災を想定して、海保・警察・消防・市産業港湾部と小樽地区生コンクリート協同組合が連携。船内を検索し救助、負傷者を搬送した。
 船舶を含めて放水塔付消防ポンプ自動車(MVF)等から一斉に放水し、訓練は15:45に予定時間通りに終了した。
 閉会式の中で、小樽市防災会議・迫会長(市長)は、「地震による被害を受けたライフラインの復旧活動、土砂災害や港湾への油流出など様々なことを想定し、防災関係機関が連携し訓練が行われ、皆さんも迅速かつ的確な行動には改めて力強さ・心強さを感じた。6月に大阪北部地震、7月に近畿、四国地方の記録的な大雨、各地に甚大は被害が起きた。常に最悪な状態を想定し、様々な災害の危機管理体制の強化が重要となる。本日の訓練を踏まえ、市民の安心・安全を確保するために、相互の連携を密にして、様々な災害に備え、日頃から初動体制や非難体制に万全を期してもらいたい」と講評を述べた。
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