山田育子手作り革バッグ展!ギャラリー白方


craftwork1.jpg 小樽市在住の作家・山田育子さんの2年に1度の集大成「手作り革バッグ展」が、9月25日(火)~30日(日)に、ギャラリー白方(稲穂2)で開かれている。
 December3の2階にあるギャラリー白方のおしゃれな空間を活用して、山田さんのセンスと技術が光るオリジナル新作バッグ30点と、財布やアクセサリーなどの小物200点を展示販売。自宅工房に通う生徒2名の作品も発表。
 山田さんは、手作り革バッグオリジナルブランド「CRAFTWORK」の代表で、この道40年以上のベテラン作家。母親の趣味が革工芸で、子どもの頃から作品に触れ、母親に製作行程を教わった。35年前から自宅工房で教室を開き、道新文化センターの講師も務め、長崎屋小樽店(稲穂2)2階公共プラザで11月開催の小樽技芸師研究会チャリティーバザーにも、毎年参加協力している。
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 今回は、1992(平成4)年に制作した牛革にコンクリートで打ち出した模様を施したタペストリー「Seputennba-Reinn」をヒントに、トートバッグとショルダーバッグを制作し、タペストリーと共に展示している。
 様々な素材の革を使用するが、今回は牛革素材が多く、牛革のバッグは、丈夫なのが特徴だという。
 仕入の際には、定番物をはじめ、初めて出会う素材も楽しみにしている。花柄がプリントされた革など、素材に合った喜んでもらえるデザインを考えて完成させる。
 落ち着いたピンク系のヌバック(牛・羊などの表皮を削って毛羽立たせ、ビロードのような質感をもたせた革素材)を使い、ポケットをアクセントにしたトート。牛革を日に当てうっすら日焼けした革とヌバックを使ってステッチをアクセントしたもの。craftwork2.jpg
革を組み合わせたり、豊富なデザインと丁寧な手仕事が人気の秘訣。2年に1度のバッグ展を心待ちにしている人も多い。
 新しい試みとして、スマートフォンカバーを制作。いつも手にする物をおしゃれに楽しみたいと、自身のiPhone 6に合わせたが、オーダーでどの機種にも対応できる。淡い色からビビットなものまで幅広いカラーバージョンが楽しい。
 会場の展示物は予約販売中で、オーダー販売も受け付けている。山田さんは、「素材との出会いも楽しさのひとつで、その素材(革)に相応しい形を考えていきたい。待っていた方に喜んでいただき、初めての方が展示会を覗いてくれたり、出会いも大切にしたい」と来場を呼びかけた。
 手作り革バッグ展 9月25日(火)~30日(日)10:00~18:30(最終日17:00)
 ギャラリー白方(稲穂2・December3の2階) 入場無料
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