北前船日本遺産認定記念ブックフェア 小樽図書館


kitamefunefair1.jpg 市立小樽図書館(花園5)では、日本遺産追加認定を記念して、エントランスホールに本を中心とした資料を集め、10月10日(水)までブックフェアを行なっている。北前船に関連した書籍を並べ、知識を深める貴重な機会となっている。
 北前船と小樽との関わりを、市民にもっと知ってもらおうと企画。当館をはじめ、小樽商大附属図書館(緑3)と石川県加賀市中央図書館所蔵の専門書等、約60点を展示。
 当館では、北前船のすべてについて分かる本や資料を集め、2017(平成29)年に認定された石川県加賀市の北前船の里資料館発行書籍や観光に関しての資料もあわせて展示。
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 16日(火)から、加賀市中央図書館での展示が始まり、両図書館での交換展示は初の試みとなる。
 同大学附属図書館には専門書も多く、鈴木浩一館長が選んだ市民に分かりやすい関連書籍9点と、同大本気プロが作成した北前船が運んだとされる昆布や若狭瓦、九谷焼についてのパネルを展示し、同館利用者にインパクトを与えている。
 鈴木館長は、「北前船の日本遺産認定を記念して、今回は、特に加賀市との交換展示を試みた。小樽の図書館では見られない、加賀市で制作した北前船の資料を見ることができる機会となり、ぜひ来場していただきたい」とPRした。
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 また、北陵中学校図書専門委員会メンバーが夏休みを利用し、北海道命名150年にちなみ、「北海道のすごい人」を図書館の本を調べてまとめ発表した。同校での展示が終わり、当館児童室で5日(金)まで紹介中。
 鈴木館長は、「同校の図書館活動は頑張っている。子ども達が自ら本を調べて書く。まさに求められていることが行われている。知里幸恵さんを調べたり、中谷宇吉郎さんは加賀の出身」と感心した。
 たるばと情報コーナーでは、9月15日(土)実施のたるばと野外博物館について展示紹介している。小樽市総合博物館の学芸員と同館職員が、公募した10組29名と一緒に小樽公園に出かけ、植物や昆虫を採取し、図書館に戻って、木の実・花・苔・芽・きのこ・バッタなどの生態について、同館の本を使って調べ、調べものカードに記入した様子を写真を添えて紹介している。
 市立小樽図書館