アジア大会金メダリスト小池選手 郷土栄誉表彰!


 今年8月29日にインドネシア・ジャカルタで開催のアジア大会で、陸上競技男子200mに出場して優勝した、小樽出身の小池祐貴選手(23・ANA)に、小樽市から郷土栄誉表彰が贈られた。
koike1.jpg 9月に表彰規則を改正した同表彰は、文化・芸術・スポーツ等の分野において輝かしい活躍をした者のうち、郷土の名誉を高揚させ、その功績を称える必要があると認められたものへ贈られ、小池選手は第1号となった。
 その贈呈式が、11月2日(金)13:20から、市役所(花園2)2階市長応接室で開かれ、迫俊哉市長から、「小樽市民に大きな感動を与え、次世代を担う子ども達に夢と希望を与えた」と、小池選手に表彰状が手渡された。迫市長は、「小樽の誇り。オリンピックへ向けて頑張ってください」とエールを贈った。
 小樽出身の小池選手は、桜町小学校を卒業後、立命館慶祥中学校に進み、9年間野球少年だったが、中学3年の秋頃から陸上を始め、立命館慶祥高校で本格的に。3年生の時に、100mで10秒38、200mで20秒89と、北海道高校生記録を樹立し慶応大学へ進んだ。
koike2.jpg 同大会で200mに出場し、自己ベスト20秒23で日本勢12年ぶりの金メダル。4×400mリレーで2走で出場し、3分01秒94で銅メダルを獲得する結果を残した。
 小池選手は、高3の頃、好きだった100mで桐生選手に勝てなかったので、200mで勝負したエピソードや、最近やっと小樽出身と書かれることも嬉しいと語った。
 春先からコーチと練習する中で、アジアでメダルを狙えるのでは考えていたが、ランキング1位の選手が欠場し、さらに優勝が狙える大会だったという。
 「今日の自分に勝つために、何をすれば良いか考えながら走ることで、1本1本良くはなってきている。体を鍛えてきたが、まだまだ世界と比べると、フィジカルの強さも全然足りないので、しっかり1年、体を鍛えたい」と更なる上を目指している。
 今日の表彰について、小樽市民として認知されて嬉しいとし、2年後のオリンピックについて、「リレーであれ個人であれ、メダル獲得を目指して頑張りたい」と語った。
 オフに向けての課題は、「アジア以外のレースで感じたことは、スピードを維持する時に耐える力やトップスピードを上げるところが足りない。決勝で走るためには、フィジカルの強化が必要。体を強化した後で技術練習をし、ウエイトトレーニングと、しっかりとした量の走りこみが大事」と述べ、「自分の走りに集中できたのが良かった」と1年を振り返った。