小樽友の会(緑2)は、家事や暮らしに役立つヒント「家事家計講習会」を、11月8日(木)10:00~11:30に、小樽友の家(緑2)で開き、幅広い世代の女性約60名が参加した。
同会は、女性初のジャーナリストで教育者の羽仁もと子を中心に、雑誌「婦人之友」の愛読者によって始められた団体で、「よいことは必ずできる」をモットーに、衣・食・住・環境・家計・教育について学んでいる。小樽では、現在130名の会員がいる。
30代会員には「来年こそ家計簿をつけ通したい」、50代会員に「教育費調べから」、70代会員は「人生の後半明るく穏やかに暮らしたい」と、家計簿に関わるプログラムを、3名の事例を紹介しながら、その有効性を確かめた。
30代4人家族の会員は、1年間の予定を表に書き込み、来年の予算を算出。レジ袋を買わない・値段で商品を買わない(安全性重視)、子ども達が大きくなったら、家族で予算を立て、金銭感覚を養いたいと語る。
50代の3人家族の会員は、今年春、息子が大学に進学を機に1人住まいをスタート。教育費や毎月の仕送りについて発表。「生活そのものが、人としての教育となり1人暮らしが勉強。生活に責任を持って行動、家計簿と向き合いながら生活することの大切さを感じた」と話した。
同会に入会して44年の70代の夫婦は、年金を賢く使って生活し、マイブームのドレッシングを常備しバリエーションを考えた料理、社会のための公共費や環境にも配慮。健康と共に社会性も大切にと、日々丁寧に暮らし、予算等を家計簿で管理し、前向きに生活する目印」と語る。会員を囲みグループに分かれて、来年の予算を考えてみる時間も設けた。
会場には、「限りある電力を大切に」と、保温性の高い鍋帽子や新聞紙とバスタオル、風呂敷で応用した例などを紹介。「何をどれだけ食べたら良いか」、1日に取るべき食事を並べ、目で見て確認し、安心・安全・安価なたれ類の作り方も紹介した。
20代の女性は、「家計簿は続かなかったので、1年を通して平均の予算を考えるところから始めようと思った」と話した。
三春真千子総リーダーは、「お金のことってどうなのか、誰もが気になるところ。家計簿を通じて話してみて分かることも多く、友の会の良い所でもある。若い方にもっと参加してもらいたい」と話した。
同じ内容で、12日(月)桂岡十万坪会館(桂岡町5)、14日(水)小樽友の会(緑2)、17日(土)小樽市民センター(色内2・定員70名のため前売優先)を予定。全日10:00~11:30。
講習会チケット400円(前売り)、託児券200円(軽食付き・予約制)。問合せ:0134-23-0923(兼FAX) 小樽友の会(平日9:30~15:00・火曜休)
◎小樽友の会
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