3年8カ月ぶりの開催 市長と語る会

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 小樽市民の意見・要望を聞く「市長と語る会」が3年8カ月ぶりに開催され、対話重視を掲げる迫(はざま)俊哉市長と小樽商工会議所青年部(熊澤龍一郎会長)の会員27名が、11月27日(火)に市内レストランで意見交換を行った。
 冒頭、迫市長が、小樽の現状と今後について事前に受けていた質問への応答を含めて講演を行った。
 市長は、2030年札幌延伸が予定されている北海道新幹線について、官民一体となり新幹線の開通効果を享受できるまちづくりの重要性を指摘し、ニセコを抱える倶知安駅と札幌駅の間に埋もれてしまわないよう、新小樽駅のあり方をしっかり考えなければならないとした。
1128mayer.jpg また、「クルーズ船プラス新幹線」も小樽の特性を活かすことになる考えなども示した上で、現在進行中の第3号ふ頭浚渫工事により、近い将来大型クルーズ船の接岸が可能になることを説明し、クルーズ客船誘致への意欲を示した。
 中断している港湾計画については、フェリーをはじめとする「物流」、クルーズ船接岸・第3号ふ頭周辺開発など「観光」、「防災拠点」の3本柱を基本の考えとして策定を進めていくとした。
 防災拠点については、胆振東部地震で小樽港に本州から移動電源車を陸揚げしたことなどを例に挙げて説明。
 廃校の後利用については、旧校舎の立地条件が不利である等、活用が難しい課題を示しながらも、「工房やアトリエなど、文化芸術などへの活用ができれば」と、個人的な考えなども披露し、出席者に提案を求める場面もあった。
 子育て支援については、「いろいろな施策を盛り込まなければならないが、ひとり親家庭への支援を、何か施策として出来ないかどうか考えている」ことを示し、学習支援などの例を挙げた。
 新幹線開通に伴いJRから分離される並行在来線に対する取り組みについての話題では、後志全体の住民の足をどう守っていくのか、管内・沿線自治体としっかり話し合いが必要とした上で、「小樽の場合、他の自治体と比べて並行在来線に関する議論が遅れていると思っている。10年先に直面する問題。市内の公共交通網と合わせて全体的に議論していかなければならない」とした。
 観光振興の取り組みについて、市長は、観光客の市内周遊性を活発にする方策を模索していることを話し、同青年部に対し、「ユニークで突拍子もないアイデアを出していただくことで、議論が進むのではないか」と期待を述べた。