英検目指す児童生徒38名 小樽英語教育対策講座

 英検を目指す小樽市内の児童生徒のために、冬休み期間中の1月8日(火)9:00~12:00、市立北陵中学校(清水町5)を会場に、英検対策講座を開講した。

3時間の講義で過去問で出題傾向を掴み、筆記・リスニング・スピーキングを学び、レベルアップを目指した。

同講座は、市内の外国語教員が集まる小樽英語教育研究会(宮澤知会長)が主催。昨年8月の夏休み中に初開催した対策講座受講生から、英語検定に合格したという声を聞き、引き続き、冬休みを利用して2回目が行われた。

宮澤会長は、「小学校でも英語教育が始まり、受講者が増えることを願う」と期待を寄せ、同会は、小樽市教育委員会とともに、英検取得を推進している。


今回は、同会の教員11名とALT6名が講師を務め、5級クラス13名・4級クラス12名・3級クラス13名の計38名が受講した。3級の受験者用に、ALTと個別面接を練習する教室も設け、貴重な機会となった。

4級クラスでは、リスニングのテストについて問題の傾向を掴みながら、練習問題を解いていた。

5級クラスでは、小5の孫と一緒に参加した小松清治さん(85)の姿もあり、一番前の席で、熱心に学んでいた。リスニングでは、絵を表す内容の文を、3つの文から選ぶ練習を実施。25問のうち15~16問が合格ラインで、全問正解の受講者も出た。

1月26日(土)に実施される検定試験には、5級クラスの中から2名が受験を予定している。


3時間の受講を終え、小松さんは、「英語を学ぶのは人生初で、未知の世界だった。これから勉強して、6月開催の検定試験に挑戦してみたい」と意欲を示した。

北陵中1年の男子生徒は、「分かりやすかった。今後、5級を受験できるようにがんばりたい」と話した。

昨年5級に合格した4級クラスの最年少・鈴木創士君(小4)は、「オーストラリアに旅行に行った時に、英語の楽しさを知り、もっと英語が上手くなりたいと思った。4級・3級と挑戦したい。将来、英語がペラペラなアナウンサーになりたい」と話していた。

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