12万本の灯が照らす 小樽雪あかりの路開幕

 第21回小樽雪あかりの路が、観測史上最大の寒波に見舞われた2月8日(金)17:00に開幕し、17日(日)までの10日間、12万本のロウソクが灯される。
 日中でも気温が上がらず、9:09に最低気温マイナス13.6℃を観測。1日を通してマイナス13℃前後の寒い日となった。
 17:00過ぎ浅草橋街園では、西條文雪実行委員長をはじめ、迫俊哉小樽市長、ソウル特別市江西代表団のノヒョンソン氏、同・キムビョンジン議会議長、ミス小樽の村上千草さんと山口紗希さんらが出席して、オープニングセレモニーが行われた。
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 平間さと子さんのピアノ演奏とゴスペルクワイア「浅原富希子 with Sea of Grace」 の澄み切った歌声がセレモニーに華を添えた。
 西條実行委員長は、「雪あかりの路は、人と人とのふれあいの場だと思う。ぜひお客さま同士やボランティアの皆さんに、できるだけ”こんにちは”、”お疲れ様”などと声をかけていただくことで 寒い空気が温かくなると思う」と挨拶した。
 迫市長は、「これからも、小樽雪あかりの路を大切に育てていきたい。市内中心部5ヶ所のほか、町内会や学校など40ヶ所と市内全域でイベントを支えている。観光客の皆さんには、運河周辺だけではなく、他の会場にも足を運び楽しんでもらいたい」と述べた。
 点灯式では、ピアノ演奏をバックに、関係者9名が浮き玉キャンドルに灯をともした。
ゴスペルと灯の共演に、感動の輪が広がり、運河をバックに写真撮影する人々で混雑が続いた。


 運河の水面には、冬ならではの蓮葉氷と浮き玉キャンドルが浮かび、幻想的な光景に包まれた。散策路には、アイスキャンドルや灯を楽しむ手づくりのオブジェが並び、身動きが取れないほどの盛況ぶり。
 手宮線会場中央通り側にはウエルカムボードがあり、花遊びの会による押花をあしらったスノーキャンドルなど、メルヘンチックな灯の演出や写真スポットのグランドクロス、韓国・中国・日本ボランティアチームのオブジェや市内企業の工夫を凝らしたオブジェエリアを楽しみ、仲見世通りを越えると、焼きジャガイモ等を提供するあったまるスポットが出現。先を進むと緑のまちづくりの会広場の天使のステージ、天使の小道など撮影スポットが続いている。
 訪れた観光客は、雪のペンチに腰をかけたり、灯の撮影を楽しむなど、寒さを忘れてロウソクの灯を存分に楽しんでいた。
 第21回小樽雪あかりの路 2月8日(金)~17日(日)17:00~21:00
 メーン会場:手宮線・運河・朝里川温泉 準メーン会場:小樽芸術村・天狗山
 あかりの路会場:地域や学校・企業40ヶ所
 小樽雪あかりの路HP
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