絵画の謎を解き明かす!春休み美術館探検隊

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市立小樽美術館(色内1)の2階企画展室で開催中の、小樽ゆかりの画家による「絵画のなかの登場人物」に関連して、春休み企画「絵画のなかの謎を探れ!」が、3月30日(土)14:00から行われた。
企画担当の山田菜月学芸員が講師となり、市内小中学生3名が参加し、作品鑑賞を楽しんだ。
「作品の中に登場する人物は、何を思っているのか?作者とどんな関係なのか?」など、絵の中に描かれたものをよく観ることで、色々なものが見えてきたり想像できたり、絵画の謎を解き明かそうと企画した。
はじめに、フライヤーにも使われている富樫正雄氏の「チヨさん」(1935年頃・油彩)を絵画を鑑賞。振り袖姿の女性が描かれ、誰がモデルになったのか問いかけ、登場人物のストーリーに思いを馳せることで、作品との距離を縮めることもねらい。
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次に、坂東義秋氏の「雪晴れの町」(1986年・水彩)と小林剛氏の「雪晴れ」(1976年・油彩)、大月源二氏の「冬の手稲山麓」(1971年・油彩)を鑑賞した。
いつ描かれものか?雪の積もり方や木々の様子などを細かく観察し、連想したことを発表し合った。
小林氏の「雪晴れ」については、木々の葉を見て冬のはじまりを連想し、登場人物については、除雪機を動かしているように見える老人は祖父で、女の子は散歩か下校途中か想像した。
小樽生まれの坂東氏の「雪晴れの街」は、坂の上から見える風景を作品に、男女2人の人物が描かれ、離れて歩く距離から、知らない人かもしれないとの意見や、商店にはどんな物が売っているのか、大きな建物は公共の建物なのか、思いを巡らせた。
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大月氏の自宅前の風景画「冬の手稲山麓」は、病気がちだった作家が亡くなる直前の最後の作品で、未完成作品。木立の向こうに見えるスキーをする男女は、大月氏と妻を描いたものか、色々と想像が広がり、事実は謎に包まれている。
参加した仙波康太郎君(小2)は、「思ったことを言葉にして説明するのが難しかった」、姉の琴羽さん(中2)は、「いつもさらりと観るだけで、あまり深く考えたことがなかった」、佐々木ひなのさん(小4)は、「初めての展示室で、小樽の風景や外国っぽいレトロな絵や綺麗な絵も沢山あった」とそれぞれに感想を述べた。
山田学芸員は、「最初に鑑賞したチヨさんの絵は、作家と結婚する女性を描いた。これらを踏まえて観ると、また新しい発見があると思う」と話した。
関連事業最終回は、5月5日(子どもの日)に、母の日も近いことから、家族の肖像画を描く予定。
企画展「絵画のなかの登場人物ー小樽ゆかりの画家たち」
3月2日(土)~5月12日(日)9:30~17:00 4/29・5/6を除く月曜日・5/7~10休館
市立小樽美術館(色内1)2階企画展示室 要観覧料
市立小樽美術館〜絵画の中の登場人物
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