小樽港初寄港4隻目 シーボーン・ソジャーン

 2019年小樽港に寄港するクルーズ客船29隻のうち、初寄港は5隻。その4隻目となる「シーボーン・ソジャーン」(バハマ船籍)が、5月20日(月)10:00に小樽港第3号ふ頭に入港した。
 乗船客は、徒歩やバスを使い、寿司などの食事や観光・買物へ向かった。
 同船は、総トン数32,477トン・全長198.19m・客室225室。2010年初就航。
 太平洋横断24日間のクルーズで、5月16日に神戸を出港。アメリカ人がほぼ半数を占め、オーストラリア・イギリス・カナダなどから約400名が優雅な船旅を楽しんでいる。
 青森から本日寄港し、その後は、ペトロパブロフスク(ロシア)、コディアック(アラスカ)、ホバード氷河クルージングなど、アメリカ、カナダを経由して、6月7日に終着地のバンクーバーに到着する予定。
 5階のザクラブで歓迎式が開かれ、迫俊哉小樽市長、ミスおたるの本間則恵さんらが出席。ヘイメッシュ・エリオット船長らが出迎えて、寄港を記念した品々が贈られ、友好ムードを高めた。
 迫市長は、「より大型クルーズ船が安全に停泊でき、乗客の皆さんにとって観光地へのアクセスが便利になるよう、第3号ふ頭の整備を計画している。近いうちに再び寄港されることを心待ちにしている。短い滞在だが、クルーズの皆さんも小樽の食や体験を楽しまれることを願っている」と英語で述べた。
 同船長は、「温かい歓迎に感謝している。これから何度も訪れることを楽しみにしている。(乗船の)皆さんも素敵な町を散策して楽しまれることとと思う」と述べた。
 その後、スパやサロンが完備された9階から船内見学会が開かれた。船内のレストランで、三つ星レストランのオーナーシェフ、トーマス・ケラー氏が監修した高級ディナーが無料で味わえるのも魅力のひとつ。プールやカジノ・免税店・カフェも完備されている。
 なお、出港は深夜になる見込みで、歓迎クラブでの送迎は行われない。
 次回は、6月11日(火)ル・ソレアルが第3号ふ頭に寄港予定。