芸術の波動を!wave ウェーブ9人展

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 小樽ゆかりの個性派揃い「wave ウェーブ9人展」が、5月21日(火)~26日(日)、市立小樽美術館(色内1)1階多目的・市民ギャラリーで開かれている。
 芸術活動を活発に行う、江川光博・高野理栄子・ナカムラアリ・羽山雅愉・坂東宏哉・深山秀子・福原幸喜・八重樫眞一・阿部典英の9名が、この作品展のために制作した油彩・水彩・パステル・版画・インスタレーション・ミクストメディアなど35点(全75点)を展示。観る人に心の波動を呼び覚まそうと、作家一同、気合の入った作品を発表。
 
 阿部氏は、元号が変わったが、変わりのない時代の変化を意識して、自分の中での心象風景の四季を色使いなどで表現した。
 和紙やケント紙を貼った上に、絵具のにじみ方の違いを表現したり、紙を手で裂いた時にできる様々な断面を見せるなど、偶然性を楽しんだり、春の百花繚乱など、春夏秋冬を4枚に表した。
 2007~2016年に製作したマスクには、貝殻を顔のパーツに見立てたり、平面やレリーフを組み合わせて展示。
 ニセコで製作活動に励む坂東氏は、宇宙をテーマにした作品を発表してきたが、今回は、沖縄の海の輝きや生命、そこから見える大切なものを、スチレンボード・珪藻土・花崗岩・アクリル絵具で表した。
 江川氏は、様々な媒体や手段を使うミクストメディア作品を手がけ、今回は、タイトル「アカイヤマニ ノボル日」の4点を発表。現代の世相を表現してるようにもとれ、観る人の想像を掻き立てる。
 深山氏は、水彩画で「初冬雪景」・「待春」・「如月山景」を、高野氏は、版に色々な素材を貼り付けたり、塗ったりして作るコラグラフ版画を用いて、「Ame」を発表した。
 パステル画の羽山氏は、これまでモチーフにしてきた建物のほかに、室内や静物の作品を。
 
 八重樫氏は、水溜りに映る風景をダイナミックに。福原氏は、10回以上も訪れているパリの風景を高い所から眺めた作品を、それぞれ発表した。
 版画家のナカムラ氏は、「胚」シリーズの中から、卵の殻で作った実体があって別の実体(紙)に派生させた作品を展示。また、ステンシル技法で製作した「循環」は、観る人によって様々な発想が生まれる作品だ。
 同氏は、「太陽光などの影響で、ここでしか観られない作品となり、ぜひ想像してもらいたい」と話す。
  阿部氏は、「作業や表現は、決まりなどがなく多様性があり、どう感じてどう製作しているか、作家同士お互いに学ぶ機会となる。水彩・油彩・コラージュ・レリーフなど表現は盛りだくさん。waveの名のとおり感じてもらいたい」とPRした。
 24日(金)17:00から18:00まで、展示会場でアーティストトークを予定。
 wave ウェーブ9人展 5月21日(火)~26日(日)10:00~17:00(23日・24日18:00)
 市立小樽美術館(色内1)1階多目的・市民ギャラリー・入場無料