観光入込客数 前年比24万7千人減

 
 小樽市は、5月31日(金)11:00から、市役所(花園2)2階市長応接室で、定例記者会見を開いた。
 冒頭、迫俊哉市長は、痛ましい事故に関して触れ、改めて通学路の安心安全に、小樽市教育委員会とともに徹底すると述べた。
 また、小樽出身者の活躍、新たに炭鉄港の日本遺産の認定を喜び、周知を図りながら、観光振興をはじめ、地域の活性化に生かし、認定をどのようにまちづくりに生かすか、しっかり町づくりに取り組み、北前船・炭鉄港をPRしていきたいとした。
 北前船子ども洋上セミナー加賀実行委員会により、加賀市内の4・5・6年生が、新日本海フェリーが運航する「らべんだあ号」に乗船して来樽し、歴史文化を学ぶ。小樽の子ども達との交流もあり、民間による気運が醸成されていることを喜んだ。
 
 第2回定例会は、6月3日(月)・4日(火)に、議員等に議案説明を行い、13日(木)に本会議を予定。松ヶ枝中学校を最上小学校へ移転するための改修費を補正予算に提案する。
 平成30(2018)年度小樽市観光入込客数について、781万4,200人で対前年比24万7,400人減の96.9%となり、2年ぶりに前年よりも減少した。9月6日に発生した胆振東部地震の影響と思われ、地震が発生した9月は、対前年比72.5%の減、10月も83.8%の減となった。
 厳しい状況の中、道外客は、対前年比4万1,000人増の317万2,200人が来樽し、外国人宿泊客数も113.1%増の23万2,553人となり、6年連続で過去最高となった。
 国別では、中国が5年連続でトップ、4月にタイの直行便の増便もあり、対前年比148.9%と大幅に増加。
 今後とも、各関係機関と連携した観光客誘致活動を継続し、国内外に向けた小樽観光の魅力発信に努めたいとした。
 第7次小樽市総合計画基本計画を策定中で、基本計画の原案がまとまり、28日(火)に、小樽市総合計画審議会に諮問し、今後、継続的に審議する。6月3日(月)から7月2日(火)までパブリックコメントを募集する。
 次回の定例記者会見は、6月27日(木)11:00を予定している。