“商大生レンタル”支援でバザー!

 梁川通りのデイサービスほーぷ(稲穂3・金丸智子施設長)は、6月20日(木)~22日(土)の龍宮神社例大祭にあわせ、職員や利用者の手工芸品・未使用の日用品等を販売するバザーを、小樽商大生と協働で初出店する。
 
 昨年7月にスタートした本気プロ「商大生レンタル」を履修した学生が、カリキュラム終了後も、せっかく小樽の大学に通っていても地元との交流や関心が少ない学生と、高齢化が進む市民を繋ぐ窓口になりたいと、賛同した新メンバー1名が加わり5名で、運営団体「PORTAL」(仮)を立ち上げ、活動している。
 商大生がボランティアで、同施設の利用者とカラオケを楽しんだり、話し相手になったりと、高齢者との交流を図った。利用者からは若いエネルギーをもらったなどと好評を得ている。
 学生にとっても、大学では体験できない施設での経験を生かして、高齢者宅の庭の雑草取りなどの依頼にも対応し、派遣できる仕事の幅も広がった。
 同施設経営の株式会社若草企業・平田勝庸専務取締役も商大のビジネススクールの卒業生ということもあり、「学生の意気込みが素晴らしい」と、商大生の活動を支援したいと、祭りのメインストリートとなる立地条件を生かしてバザーの出店を決め、「商大生レンタル」を支援しようと、商品の値段付けなど準備から販売までを任せ、売上金を活動費として寄附する。
 
 バザーでは、商大生レンタル券付きの植木や神社境内で集めた松ぼっくりのリース・ドライフラワー・利用者手づくりのアクリルたわし、職員や利用者から募った未使用の日用品を販売し、全てに商大生が値段を決めた。
 金丸施設長は、「商大生の活動をぜひ支援したい」と話し、谷駿之介さん(20)と竹内勇人さん(19)は、「大学では関わることのないお年寄りに会い、昔話を聞いたり、小樽の美味しい物を教えてもらった。高齢者との接し方も学び、活動にも生かしたい」と話した。
 
 龍宮神社例大祭「商大生レンタル」支援バザー
 6月20日(木)17:00~20:00・21日(金)・22日(土)12:00~20:00