署名1,254筆提出 ゼロ番地で沖縄について考える会

 市民グループ「ゼロ番地で沖縄について考える会」呼び掛け人・平山秀明氏(小樽在住)は、6月10日(月)13:00から、小樽市役所(花園2)3階第1応接室で、小樽市議会第2回定例会に、沖縄の辺野古新基地建設の中止などを求める意見書の採択を後押しする市民の声の署名1,254筆を、不在の市議会議長に代わり中田克浩議会事務局長に手渡した。
 
 3月末からネットで311筆、GW明けから書面で943筆、全国各地から合計1,254筆の署名が集まった。
 今年2月、沖縄県で行われた県民投票の結果は、投票数7割以上が反対の意思を示したことを真摯に受け止め、「私達それぞれが暮らす自分の場所=ゼロ番地でやれることを、もし自分がその立場だったら、沖縄の人達に寄り添って」と、今年3月30日に同会を発足。
 ⑴名護市辺野古に新基地工事が強行されている事を中止させ、⑵普天間基地の運用を停止、⑶沖縄の米軍基地負担並びに日本の安全保障のあり方について、この3点を政府に求める意見書の採択を目指す。
 
 平山氏は、「市民の関心も非常に高いと感じている。万が一、否決されるということは、憲法が保障する地方自治、基本的人権が国の政策で制限されることを、小樽市議会で認めたことを、全国に発信することになり、その影響の大きさを考えていただきたい。見て見ぬふりを認めること、市民の暮らしが守れますか? その意味を議員の方々にも考えていただき、私達と一致できると信じている」と述べた。
 中田事務局長は、26日(水)に実施の意見書の調整会議で、議員に平山氏の思いも伝えると約束した。
 同意見書の採択は、7月1日(月)予定の第2回定例会最終日にかけられる。
 沖縄県議会以外の東京都小金井市・小平市・武蔵野市・岩手県議会も、辺野古新基地建設の中止を求める意見書が可決され、全国からその動きが増えてきている。