前会長遺作も含め40点 ニッコールクラブ写真展

ニコンのカメラを愛するニッコールクラブ小樽支部(15名・瀧野邦保会長)は、7月3日(水)~7日(日)に市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリー2で、第11回写真展を開いている。

 同クラブは、ニコンのカメラを愛用する仲間が集まり、年4回例会を開き、それぞれの自信作を持ち寄り互選し勉強会を開催。会報誌サロンドニッコールによる審査・講評を受け、写真の技術を習得している。

 今回の作品展は、長年会長を務めた故本郷正利氏の遺作2点と、会員10名のベストショット写真38点を展示。

 林令仁さんは、景色を切り取る達人で、大雪山・旭岳の残雪と池、美深町の松山湿原を魚眼レンズで、真駒内公園でのフクロウ、別海町の尾岱沼(おだいとう)の灯台付近の蝦夷鹿、道民にとっても滅多にお眼にかかれない野生動物を捉えている。

 吉田義則さんは、十勝岳の望岳台での、ナキウサギの四季を激写。ナキウサギは警戒心が強いため、細心の注意が必要となるが、可愛らしい表情を季節と一緒に写真に収めた。

 須貝文明さんも野生動物を狙い、大沼公園のアカショウビンの狩りや阿寒町の丹頂、羅臼町のシマフクロウやオオワシとオジロワシの迫力ある写真を発表した。

 堀野正憲さんは、小樽商業高校の教師を務めていた頃のモノクロ写真を全紙にプリントした3点を発表。1993年の雪が舞う卒業式の様子や2000年の女子バレー部メンバー、2002年の弓道場での懐かしい時代にタイムスリップ。

 堀野さんは、「道東など北海道にしかいない野生動物を撮影し、コンテストに上位入賞した作品もある。ぜひ観ていただきたい」とPRした。

 作品のタイトルと一緒に、撮影データや撮影場所などが詳しく書かれている。

 第11回ニッコールクラブ小樽支部写真展

 7月3日(水)~7日(日)10:00~17:00(最終日16:30)

 市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリー2・入場無料

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