いけばな16点!池坊小樽支部・栗栖玲子社中展

 華道家元池坊小樽支部・栗栖玲子社中展が、7月6日(土)・7日(日)、市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリー1で開かれ、初日から花を愛でる人々で溢れた。

 同社中展は初開催で、栗栖氏をはじめとする15名の16点を展示している。

 池坊は、四季折々に咲く花と触れあい、550年続く伝統文化。「立花・正花・自由花」の3つの花形がある。

 ひと際目を引く栗栖氏の作品の「立花正風体」は、伝統的ないけばなで、遠い山から近くに水が流れる景色を表現したもの。松やかきつばた・伊吹・ひのき・夏はぜなどを使ったダイナミックな作品だ。

 現代の生活様式に合わせた「立花新風体」の作品や明治時代女性のたしなみを主体とした「生花正風体」が並ぶ。

 季節の花のかきつばたを涼しげに生けた中に、股木を剣山代わりにして使用するなど、工夫が見られる。

 栗栖氏は、「池坊は550年以上の長い伝統があり、その伝統あるいけばなや花の美しさを、今の子ども達に伝えたい」と、多くの来場を呼びかけた。

 華道家元池坊小樽支部・栗栖玲子社中展

 7月6日(土)・7日(日)10:00~17:00(最終日16:00)

 市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリー1 入場無料

 ◎池坊HP

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