空手で全国優勝掴む! 立花ひまりさん

 小樽市立長橋中学校1年の立花ひまりさん(13)は、6月22日(土)大阪で開催された第24回グランドチャンピオン決定戦・全日本少年少女空手道選手権大会に出場し、中学1年女子の部(エントリー30名)で優勝。

 全国大会で初優勝したひまりさんは、「次の目標は、世界チャンピオンになること」と、さらに上を目指し練習に励む毎日だ。

 小学5年生の時に全国大会に初出場で準優勝となり、市長を表敬訪問してから2年が経ち、身長も165cmと大きくなった。週6日で練習に励み、昨年12月に初段になり、めきめきと力をつけてきた。

 決勝戦の対戦相手は、同大会で3連覇し世界チャンピオン経験の強者で、上段蹴りが得意で、昨年も決勝戦であたりこの技で負けてしまった相手。

 最近、娘をサポートするため、空手を始めた父に前蹴りをしてもらい、受ける練習を繰り返し、特訓してきた得意技の上段前蹴りや胴回し回転蹴りで勝利を収め、これまでの雪辱を果たした。優勝が決まった瞬間、うれしくて涙が出てしまったという。

 練習熱心なひまりさんは、小学2年生から、父の後輩の誘いで優至会北海酒井道場に通い始め、1年目くらいまでは試合に出るのも怖く、初めての試合では1回戦で負けてしまった。そこから、強くなりたいという思いで練習に打ち込むが、同じ道場のライバルに負けて大会に出場できず、ライバルは全日本3位になるなど差をつけられ悔しい思いをした。ライバルよりも上を目指し、日本一になろうとさらに練習に励んだ。

 来年の同大会の出場権がかかる大会が、9月に大阪であり、優勝で2連覇すると世界大会に出場することができる。将来の夢は、世界チャンピオンになることで、まずは2連覇を目指している。

 9月の予選会に向け、「全国大会で優勝したからと言って調子にのらず、ひとつひとつの大会に集中して頑張ること」と、意気込みを述べた。

 酒井裕樹師範は、「心身ともに素晴らしかったと思う。なかなかできない。常に感謝の気持ちを忘れない子なので、夢や目標を立てそれに向かって努力してもらいたい」と話した。

 父は、「師範の指導の中でサポートしていきたい。日本一に向けて、一緒にやっていきたい」と話した。

 

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