放送コンテストとラグビーで全国大会へ!

 小樽の高校生3名が、それぞれの分野で全国大会に出場するため、7月17日(水)16:00から相次いで市長表敬訪問を行った。

 迫俊哉市長は、「いろいろなジャンルで若い世代が活躍し嬉しい。さらに立派な選手になれるよう応援している」と激励。

 6月開催の北海道大会のアナウンス部門に入賞し、7月23日(火)から25日(木)まで開催の第66回NHK杯全国放送コンテストへの出場切符を手にしたのは、放送局所属の小樽桜陽高校3年・若菜海斗さん。

 北手宮小・末広中学校を卒業し桜陽高校に進み、1年生の頃は朗読部門で同大会に、2年生では、自分で取材して書いた原稿を読むアナウンス部門に変更し出場。

 北海道大会では、道内11地区の予選を勝ち抜いた83校が参加し、アナウンス部門には68人が出場。決勝戦では、12人中8位の成績を収めた。

 学校から見える北防波堤の建設に携わった廣井勇について、港湾部の協力を得て、280字にまとめたものを1分30秒で読み上げた。

 若菜さんは、「緊張すると勢いで早く読むくせがあるので、落ち着いてひとつひとつかみ締めるように読むことに注意し、今までの経験を重ね、基礎に忠実に、ひとつひとつの音を正しく相手に伝える」と意気込みを述べ、300人中、準決勝出場する60人に選ばれることを目標に全国大会に挑む。

 同校放送局顧問の増子志穂子さんは、「頑固さ、自分への厳しさ、人に言われたことによく考えて答える人」と期待を寄せた。

 迫市長は、「地元に密着した題材で嬉しく思う。悔いのないように頑張ってもらいたい」と激励した。

 8月1日(木)から長野県上田市菅平高原で開催の第15回全国高等学校合同チームラグビーフットボール大会・コベルコカップに、桜陽高校2年のドゥディン・ニキータさんが、北海道ブロックU17代表の22人に、潮陵高校3年の和田桃佳さんは北海道女子選抜の9人に選ばれた。

 ドゥディンさんはロシアウラジオストク出身で、2011(平成23)年に小樽に移住して8年目。高校生になってから監督に熱心に誘われ、興味を持って練習に参加、ラグビー部に入部した。身長188cm。ベンチプレス120kg。ポジションはロック。

 「選ばれた時はびっくりしたが、相手に負けないように、チームのために努めたい」と抱負を述べた。

 同校ラグビー部顧問・水谷徳次郎さんは、「しっかりしていて中心選手。注目している」と述べた。

 一方、2年連続で選ばれた和田さんは、1年生では男子バレー部のマネージャーだったが、父や母はラグビーの指導者で、弟2人もラグビーに励むラグビー一家。ポジションは司令塔のスタンドオフ。

 「他の地方に比べると女子が少なく、選ばれた時は嬉しかった。関東と合同で出場し、1年間の練習の成果を出せれば」と述べた。

 同校ラグビー部顧問・成田正人さんは、「タグラグビーを楽しく始め、経験が生きている。交流会もあり、経験が財産になれば」と話した。

 迫市長は、「日本を代表する選手になってくれれば」と2人を激励した。

 7月26日(金)・27日(土)、望洋サッカー・ラグビー場で、全国各地の強豪校が来樽し、道内チームとの交流、競技力の向上を図ることを目的に、第46回北海道高校選抜大会を開催する。

 潮陵高校と桜陽高校の代表が小樽選抜としてチームを編成し、強豪校の常翔学園と26日に対戦する。

 ◎NHK杯全国高校放送コンテスト(外部)

 ◎コベルコカップ2019