北海道小樽未来創造高等学校(最上1・伊藤良平校長)と北海道小樽潮陵高等学校(潮見台2・片岡晃校長)の生徒8名が、佐賀県で開催の第43回全国高等学校総合文化祭や、沖縄県で開催の全国高等学校総合体育大会、茨城県開催の第74回国民体育大会に出場を決め、7月22日(月)、小樽市長を表敬訪問した。
同文化祭の写真部門(7月27日~31日)に選ばれたのは、未来創造高校写真部大久保響さん(機械電気システム科2年)の作品「次のコースへ」。
入学後に写真を始めた大久保さんだが、6月に開催された運河ロードレースで、給水所でランナーの目線が向かうコースを見ている瞬間を、デジタルカメラで撮影。モノクロに仕上げ、構図等が高く評価され、優秀賞を受賞し全国推薦された。
昨年、高文連全道(後志)大会を通過し、10月開催の全道高文連写真大会で、388作品の中から全国推薦10作品に選ばれた。同校開校2年目で、初の全国大会出場に関係者は喜んでいる。
迫市長は、「動きがある被写体は難しい。若い世代の活躍を嬉しく思う。全国大会で勉強してきてください」と励ました。
大久保さんは、「始めたばかりで受賞し、びっくりした」と話し、押切吉紀顧問は、「構図が良く、タイミング良く人の重なりがなかった」と褒めた。
潮陵高校では、同文化祭・文芸部門に清川祥太さん(3年)、新聞部門に山田鈴華さん(2年)と小林夏海さん(2年)、同総合体育大会の陸上競技女子走り幅跳びに島田楓月さん(2年)、自転車競技の4km速度ロードに渡部岳洋さん(1年)、水泳男子100m自由形に堤悠人さん(3年)、同国民体育大会男子ボートに高嶋悠さん(3年)の合計7名。
文芸部部長の清川さんは、小学生の頃から本を読むのが好きで、高1で入部し、同年、高文連に出展、今回2作目の「象のいない午後」で全国大会へ。将来小説家になりたいそうだ。
新聞局の山田さんと小林さんは、年3・4回発行の社会的なニュースや町のニュースを載せた「潮陵新聞」と、月2・3回発行の学校生活を載せた「とんちゃく」を、一昨年の11月~昨年10月に発行した新聞が評価された。
陸上部門の女子走り幅跳びに出場する島田さんは、小学4年生から陸上を始め、高校で陸上部に。週5〜6日、手宮陸上競技場で練習し、5m47cmの自己新を全道大会(6位)を出し、全国大会出場切符を手にし、「2年生なので、挑戦する気持ちを大切にしたい」と話した。
小学生の頃から、自宅前の道路で練習していた渡部さんは、自転車競技4km競争とロードレース94kmの出場を決め、「1年生で出場する人は少ないので、少しでも経験になればと思う」と話した。
水泳の男子100m自由形と50m自由形に出場する堤さんは、コナミスポーツで毎日のように練習し、全道予選の決勝で、50m24.67・100m53.66を出し、満足のいく結果ではなかったが、全国20番以内を目指す。
国体に男子ボートで出場する高嶋さんは、函館の1名・釧路の2名・網走1名で、道選抜チームを結成。全国大会へ向けて、夏休みに強化合宿、2日間の公式練習を経て、全国大会へ望む。
潮陵高校OBでもある迫市長は、「母校からこんなに沢山のジャンルを問わず出場し、とても嬉しい。全国で良い成績を残してもらいたい。どこで転機があるか分からない。きっかけを見逃さず、成長してもらいたい。満足のいく成績が残せるように」と激励した。
◎令和元年度全国高等学校総合体育大会〜南部九州総体2019(外部)
◎第74回国民体育大会〜いきいき茨城ゆめ国体2019(外部)