街中が踊りの輪 潮まつり最高潮

 第53回おたる潮まつり2日目は、前日の雨も上がり、13:43には29.6℃を記録、厳しい暑さとなった。

 まつりを盛り上げる潮ねりこみが、13:00に花園グリーンロードを出発。最終地点の中央ステージまで、潮音頭と潮踊り唄を交互に踊り続け、沿道の見物客を魅了した。

 出発前のセレモニーのために、花園銀座3町目商店会の協力でくす玉が用意され、花園小学校2年生の児童2名と平松実行委員長・迫俊哉市長・ミス潮の本間則恵さんと西田真美さんが参加してくす玉割りを行った。

 令和元年のねりこみ参加者は、市内全小中学校からの参加があり、町内会や企業などで編成された88悌団・6,811名が出場。昨年の第52回は92悌団・7,399人だった。

 おたる潮太鼓保存会・親隊・ハマナス隊の山車に続き、役員悌団がスタート、華やかな雰囲気に包まれた。観客を楽しませるミス潮の2人が先導し、長橋幼稚園幼年消防クラブ・まや幼稚園と子どもたちの悌団が続き、元気に踊りの輪で街中に潮音頭が鳴り響いた。

 児童・教員職員・保護者で293名の長い列を作る悌団は、稲穂小学校潮ねりこみ踊り隊。Tシャツとうちわを毎年揃え、山車を入れて、子どもたちの水分補給を気遣った。

 松ヶ枝中&入船連合町会地域盛り上げ隊は80名が参加。先導の山車に連合町会長を乗せ、元気に踊る中学生・町会員が続き、地域連携した悌団だ。

 屋根のあるサンモール一番街には、暑さを凌ぐため大勢の観客が沿道を埋め尽くし、知り合いの悌団が通るたびにエールを贈っていた。

 昨年準優勝の小樽歯科衛生士専門学校と、昨年優勝のクリロン化成(株)北海道事業所満ち潮隊は、18:27に出発。昨年以上のパフォーマンスの期待が集まった。

 小樽青年会議所梯団が最後を締めくくり、潮まつりのメインイベント“ねりこみ”の終わりを告げた。

 まつり最終日28日(日)は14:00に、角磯ハブタイ屋前から神輿パレードがスタート。16:00から海上を船でパレードする潮わたり、16:30頃から中央ステージ前に神輿宮入、20:00から花火大会、閉祭式は20:50を予定している。

 ◎おたる潮まつり(外部)