全道民謡決勝大会 精進の成果発表

 

 

 北海道知事優勝旗争奪全道民謡決勝大会が、8月4日(日)9:30から、小樽市民会館(花園5)大ホールで開かれた。

 

 小樽での決勝大会は5年ぶりとなり、小樽市文化団体協議会創立70周年を記念しての大会となった。

 

 全道13地区の予選を勝ち抜いた約120名が、5ブロックに分かれて出場。日頃の練習の成果を堂々と発表。全道一を決定する重要な大会とあって、出場者一同、気合を入れて臨んだ。

 

 開会式で、北海道民謡連盟会・峯村孝大会長は、「各部の予選を潜り抜けた1人か2人が集まった今日の大会は、北海道一を決定する。民謡は、日々の暮らしの中から誕生したもので、滅亡するものではない。なんとしても文化を継承し、安定した民謡文化を奨励したい。大会を通じて、民謡人口が増えればと思う」と挨拶した。

 

 引き続き、佐々木清志大会運営委員長は、「日頃の研鑽の結果を存分に発揮され、持ち前の歌唱力で民謡の素晴らしさを唄いあげてください」と激励した。

 

 迫俊哉市長は、「出演者の皆さんひとりひとりが、実力を発揮され、大会が成功に終わることを祈念する」と述べた。開幕演奏に「ソーラン節」が演奏され、尺八や三味線の音色で開幕を祝った。

 

 今井篂山大会審査委員長をはじめ、相蘇貴子大会審査副委員長(小樽)ら7名が審査委員を務め、厳しい審査が行われた。

 

 第一部幼年部からは、5歳〜小学5年生の男女26名がエントリーし、「北海ヤンレサ節」や「りんご節」「石狩川流れ節」などを歌い、会場から拍手が沸き起こっていた。

 

 小樽からは、安井栞那さん(小1)が出場し、「南部酒屋もとすり唄」を歌い、自慢の喉を披露した。

 

 アトラクションには、小樽潮保存会による打演が行われ、小樽に根付く文化でもてなし、出場者や関係者を楽しませた。

 

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