生きた英語と国際感覚磨く Otaru English Camp

 小樽市教育委員会が主催し、北海道教育庁後志教育局と小樽ユネスコ協会が後援した、生きた英語と国際感覚を磨く、Otaru English Campが、8月8日(木)・9日(金)の2日間、おたる自然の村及び小樽運河周辺で開かれた。

 

 市内を訪れる外国人観光客に、子ども達が考えた観光案内を実施。観光都市・小樽のグローバル化を担う人材の育成を目的として、ALTから生きた英語を学び、国際感覚を磨き、英語教育の充実を図った。

 

 市内小学5・6年生38名と中学生18名の計56名の申込があり、市内6名・古平1名のALTと教員16名が参加した。

 

 初日は、おたる自然の村で開会式後、自己紹介や簡単な対話等を利用したゲーム、翌日の小樽観光案内PR活動の準備に取り掛かった。

 

 2日目の9日は、7班に分かれてALTと教員と共に、観光PRのために繰り出した。英語を話せる観光客を探すのに時間がかかったが、外国人らしき人を見つけると積極的に話かけていた。

 

 香港から訪れた男女には、事前に用意したボードを見せて観光に役立ててもらおうと小樽名物を紹介したり、映画館や買物もできるウイングベイも、英語で説明した。

 

 次に話しかけたマレーシアからの男性が、偶然にも群馬県のALTで、「この取り組みは大変良いことだ」と関心してくれた。

 

 初めて参加した小6の男子は、「3歳から英語を学び、外国人と話したくて参加した。天狗山をPRする」と、外国人に話しかけ、「天狗山について知っていますか?」と尋ね、「天狗山は小樽のシンボルとして有名。天狗山からの夜景が見えます」と、昨晩、繰り返し練習した成果を発表していた。

 

 堺町通りを歩きメルヘン交差点をUターンして、JR小樽駅まで向かった班もあった。

 

 12:00から、市立小樽美術館(色内1)研修室で閉会式が開かれ、林秀樹教育長は、「これからも英語に親しみ、交流して楽しむことを望む」と挨拶。

 

 ALTや教員からも感想が述べられ、参加した子ども達には修了証が手渡され、記念撮影をして解散。

 

 

 2回目の参加の長橋中学2年の吉岡拓海君は、「普段話せない人と話しをして貴重な体験をした。書くだけの英語じゃなく、使う・話す・聞くが身についた」と話し、同じく安川丈君は、「緊張したけれど、外国人観光客に小樽運河についてPRできたと思う」と満足していた。

 

 ◎Otaru English Camp(外部)

 ◎関連記事