8月10日(土)18:00から、親子でほぼ満席となった市民センター(色内2)マリンホールでは、創立51年の等身大人形劇団カッパ座の小樽公演「オズのまほうつかい」を楽しんでいた。
「目の前におきてきたことを、前向きに明るく受け止め工夫していくと、自分も楽しくなり、周りも楽しくなる」をテーマに、全国各地で公演を行ってきた。
小樽では、1970(昭和45)年に市民会館での初公演から、毎年多くの市民が観劇を楽しんできたが、今回が最終回となった。
今回の演目「オズのまほうつかい」は、主人公ドロシーが竜巻に飛ばされ、不思議なオズの国へ辿りつき、家へ帰りたいと願う。その途中、知恵が欲しいカカシさん・温かい心が欲しいブリキさん・強い勇気が欲しいライオンさんに出会い、それぞれの願いを叶えるため、エメラルドの都にいるオズ大王に会うため、ルビーの靴を履いたドロシーと仲間の旅が始まり、願いを叶えたドロシーは、この旅で、友達の大切さを知るというもの。
出演中のドロシー達は、時々、ステージから観客の側まで降りてきて、握手やハイタッチをして、子ども達を喜ばせた。
また、音とレザー光線を用いた演出に、観客は目を見張り、物語に引き込まれ、大きな拍手を贈った。
劇団カッパ座は、等身大のぬいぐるみ児童劇団として1968(昭和43)年に発足。3つの合言葉「やくそくしよう」「なかよくしよう」「あいさつしよう」を掲げ、昔話や名作童話を分かりやすく演出し、全国で公演をしている。
初めて観劇となった市内在住の小4と小1の姉妹は、「お話も楽しかった」と話し、母親は「物語に引き込まれた」と満足していた。
ロビーでは、出演者との記念撮影会やグッズ販売も行われた。
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