命の灯約5,000基 おぼん万灯会

 

 

 小樽佛教会(島隆会長)が主催の「おぼん万灯会」が、8月19日(月)16:30から小樽運河公園(色内3)で開かれた。

 

 過去には台風や大雨で中止になったこともあったが、20回目の今回は、穏かな天候に恵まれ、市内65ヶ寺の僧侶が集結。

 

 同会40名と後援の小樽佛教鑽仰会20名、協賛の小樽典禮株式会社40名の計100名がスタッフとして参加した。

 

 命の大切さをテーマに、「伝えよう いのちの繋がり いのちの灯」を託し、噴水池に蓮華灯を流し、会場に設置した灯篭と合わせて約5,000基に灯がともされた。

 

 噴水池の回りには露店が並び、特設ステージでは、太鼓衆鼓響の打演やクマさんやKUROさんのパフォーマンスがあり、来場者を楽しませていた。

 

 17:00から万灯のロウソクに点灯。暗くなるにつれ、幻想的な光景に包まれた。18:50の法要が始まる直前、島会長が最初の蓮華灯を噴水池に浮かべ、参拝者も次々に蓮華灯を流し、故人に祈りを捧げた。

 

 祭壇前には、宗派を超えて僧侶が一斉に入場。近隣町会役員や関係者の焼香後、浄土真宗・浄土宗・真言宗・曹洞宗・日蓮宗・法華宗の順番に、五宗派読経が行われた。

 

 僧侶退出後、島会長は、「灯篭の灯火を仏様に、いのちを灯火に例えて、大切にしている」と挨拶した。

 

 来場した男性は、「娘の灯篭を流しに来た。お天気で良かった」と話していた。

 

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