高校生バンドの講習会 歴史紀行音楽きこう

 浅草橋オールディーズ実行委員会(斉藤仁実行委員長)は、小樽の歴史的建造物をステージに、おたる歴史紀行音楽きこうを、9月14日(土)・15日(日)、小樽市観光物産プラザ(色内2)三番庫ギャラリーで開催。

 

 春と秋の年2回開催される同イベントの特徴は、北海道芸術高等学校音楽理論講師の藤田圭一郎氏による、高校生バンドの無料講習会開催。今回は、過去最多となる小樽・札幌の高校生による8バンドが参加し、同講師からアドバイスを受けた。

 

 小樽水産高校6バンドと厚別高校2バンドが参加し、水産高校は1年生で結成したばかり。8バンドすべてが初出演。

 

 チョコミントが好きで「mint」と名付けた水産高校1年のギター・吉田愛花さんとボーカル・村上雛さんは、「2人の息があったアコースティックギターならではの音楽を披露したい」と話し、明日の発表会では、あいみょんの「マリーゴールド」に挑戦する予定。

 

 自分達の音楽を作ろうとの意味を持つ、虹のバラ「Iris Rose」は、水産高校1年女子2名のバンド。「いろいろなジャンルの音楽ができたら」と高い志を持ち、明日の発表会のために練習すると意気込む。

 

 発表の様子を見守る水産高校軽音楽部・三宅顧問は、「初心者なので勉強させてもらおうと思う」と話した。

 

 厚別高校2年女子4名の「ナショーチア」は、ギターとベースとドラムで、オリジナル曲を披露。今年5月頃から話が持ち上がり結成。作詞と作曲をそれぞれが担当している。

 

 藤田講師は、各バンドの発表を熱心に聴き、マイクの持ち方や音をクリアにするシステムについて、機械の扱い方も指導し、こっそりと指摘する場面も。

 

 「みんな始めたばかりだが頑張り凄く良い。明日の本番では、クオリティーはさておき、失敗も成功も含めてステージを楽しんでもらいたい」と、エールを贈った。

 

 15日(日)は、10:30から高校生バンドの発表会を実施。12:50頃からは、水産高校の先輩バンド3年連続5回目の「NeXuS」がゲスト出演する。

 

 発表会後は、小樽案内人の大井厚夫氏による小樽歴建案内。その後、藤田講師による高校生バンドへの総評がある。

 

 14:30からは、札幌・小樽8バンドが出演して、歴史的建造物をステージに演奏を繰り広げる。

 

 ◎おたる☆浅草橋オールディーズナイト(外部)

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