神戸を拠点に活動する和太鼓松村組(松村公彦代表)の北海道ツアーが始まり、5年ぶりに小樽で太鼓を響かせ、ファンを魅了した。
2012(平成24)年から、今年で8回目となる北海道ツアーは、9月15日(日)の厚真を皮切りに、小樽・帯広・せたな・札幌の道内5ヶ所で開催する。
待望の小樽公演は、敬老の日の9月16日(月)15:00から、小樽市民センター(色内2)マリンホールを会場に、厚真出身の女性メンバーを含む8名と、ゲスト出演の小樽太鼓衆鼓響(鹿嶋康裕代表)15名が迫力ある太鼓パフォーマンスを披露。会場には、和太鼓ファン約300名が訪れていた。
1部は、太鼓仲間でもある鼓響が「山彦」など4曲を演奏し、地元ファンを魅了した。
2部は、松村組が登場し、アンコール曲を含めて8曲を演奏。和太鼓にマリンバやオカリナ、民俗楽器のケーナやチャンラゴなどを組み合わせたオリジナル曲を演奏する、ほかに例のない独自のスタイルを確立し、新しい和太鼓音楽を印象付けた。
マリンバ奏者でもある松村代表は、演奏の合間に曲について解説も担当。「北海道の仲間と出会い、皆さんの拍手のエネルギーを頂き、小樽の皆さんと弾けたい」と意気込んだ。
1曲目の「神戸発」は、阪神淡路大震災から25年、沢山の人に感謝を込めて作った。
ギターとオカリナの「勇(いさみ)」、太鼓とケーナで「木漏れ日の中で」、神戸港の開港150年をテーマにした「海門の軌(みち)」、好きな町やふるさとの青空をもう1度見ようとの思いを込めた「郷天の碧(きょうてんのあお)」などを演奏。世界の楽器との融合を楽しませた。
時間は一気に流れ、アンコール曲を追加演奏し、熱気冷めぬまま終演となった
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