交通安全を旗波で! 一斉街頭啓発

 

 

 小樽市は、9月21日(土)から始まる秋の全国交通安全運動に先立ち、20日(金)9:30から、JR小樽駅前に集合して、旗波による街頭啓発を実施。

 

 夕暮れ時と夜間の高齢歩行者・自転車の事故防止等を図ることを、重点目標に掲げ、30日(月)までの10日間、様々な活動が行われる。

 

 日頃から交通安全に協力している小樽市交通安全運動推進委員会、小樽警察署、小樽交通安全協会、小樽自動車協会、JR、北海道中央バス、ハイヤー協会、わんわんパトロール隊など、約20団体205名が参加した。

 

 啓発活動実施前に、小山秀昭副市長は、「小樽市では、残念ながら、今年度死亡事故が1件発生している。今後、交通事故の犠牲者を出さないためにも、警察署をはじめ、各機関との連携をより一層深めながら、交通事故防止の運動を展開してまいりたい」と挨拶した。

 

 交通事故の発生状況ついて、白取昇警察署長は、「道内では、死者数97人、前年対比では僅かマイナス2人、小樽市内での死者数は、前年同数の1人。7月中旬以降、死亡事故が連続発生し、現在も歯止めがからず危機的状況。都道府県別死者数では、ワースト1の千葉県とあまり差がなく3位」と、厳しい現状を伝えた。

 

 また、「夕暮れが早まるこの時期は、ドライバーは早め点灯とスピードダウンを心掛け、歩行者は明るい服装や夜光反射材を身につけ、存在を車に知らせることが大切。すべての座席のシートベルトと正しい着用を徹底する。警察署も期間中は、交通指導取締や交通安全運動に全力で取り組み、皆さんには、家庭・学校・職場で、交通安全の意識を一層高めてもらいたい」と述べた。

 

 小山副市長や白取署長も、小樽駅前で、通行人やタクシードライバーに、150部用意された啓発物の配布に協力した。

 

 ほかの参加者は、国道5号線の両脇に、交通安全と書かれた黄色い旗を一斉に持って旗波を作り、ドライバーに交通安全を呼びかけた。

 

 30分ほどで、集合場所に戻り、同協会・廣瀬保男会長による閉会の挨拶後、解散となった。

 

 市内では、この期間中、子ども高齢者への街頭指導や桜陽高校生によるメッセージ付きマスコットを配布し、交通安全を呼びかける予定。

 

 ◎秋の全国交通安全運動実施計画書(PDF)

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