OTARUワールドフレンズ 最後のフリーマーケット

 ミンダナオの子どもたちに運動靴等を贈る活動で知られる、国際支援ボランティア団体OTARUワールドフレンズは、9月21日(土)10:00~16:00に、スペースアルト(稲穂2)で手づくりフリーマーケットを開いた。

 

 同団体は、2006(平成18)年からミンダナオ図書館に物資支援を贈り続け、9校の学校が協力。近年は、朝里小学校・小樽双葉高校・小樽水産高校・室蘭海星学院高校が国際協力の一環として、運動靴支援が総合学習やボランティア活動に組み込まれるようになった。

 

 今年3月までに4,128足を贈り、受け取った子どもたちの様子を写真で報告してもらい、協力校へ写真を届け、支援した喜びを分かち合い、次に繋げている。

 

 諸事業により、12月をもって同団体の活動終了を決めたため、今回は最後のフリーマーケットとなった。

 

 会場には所狭しと、洋服やバック・アクセサリー、閉めた料亭からの食器やグラス等の掘り出し物、手編みカバーなど約1,000点が並び、50円~2,000円の格安で販売され、次々と購入者が訪れ、気に入った品を買い求めていた。

 

 送料捻出のために、毎年フリーマーケットを実施してきたが、今年はさらに、送料が約3割値上げとなり厳しい現状だ。昨年は、7万円もの売上となるが、胆振東部地震の被災地へ全額寄附している。

 

 高島幸枝事務局長は、バルーンアートに挑戦したり、着物生地を洗って再利用し、ペンケースやめがねケースを手づくりして販売。「近年は、ボランティアに係る子どもの数も少なくなっているが、若い人にぜひ活動を続けてもらいたい」と話した。

 

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